サンフランシスコ交響楽団
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ドゥソリーナ・ジャンニーニ(1902-86)はイタリア移民の両親の間に、アメリカのフィラデルフィアで生まれたドラマティック・ソプラノです。演奏会で活動したあとヨーロッパに渡り、1925年にハンブルクでアイーダを歌って正式なオペラ・デビューを飾りました。1928年にはミラノ・スカラ座のオーケストラをバックに《アイーダ》の全曲録音に参加しています。その後は第2次世界大戦までヨーロッパで、開戦後はアメリカのシカゴやサンフランシスコの歌劇場を主舞台に活動しました。ここではラジオ番組のライヴ録音が収められています。(山崎浩太郎)(2003/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110145 |
混沌を深めていた近代音楽の世界で、多くの作曲家が新しい手法を模索する中、一歩抜きん出たのがプロコフィエフでした。「鋼鉄」と称された荒涼とした不協和音、比類のない推進力が彼の音楽の身上であり、ヴァイオリン協奏曲もその特色が強く現れています。一方、ほぼ同時代のロシア系アメリカ人グルーエンバーグはジャズのイディオムを巧みに取り入れ、ユーモラスで斬新な音楽を生み出しました。エルガー、ウォルトンの協奏曲に続く第2弾、「現代」音楽に着目したハイフェッツの肖像を伝える貴重な一枚です。(2001/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110942 |
伝説的指揮者レオポルド・ストコフスキー(1882-1977)の貴重な記録を収めたアルバム。1964年のロイヤル・アルバート・ホールでのファリャ:バレエ音楽『恋は魔術師』の演奏、1952年のサンフランシスコ交響楽団との『恋は魔術師』およびベルリオーズ序曲「ローマの謝肉祭」のリハーサル、1959年のBBCでのインタビューが収録されています。1964年の『恋は魔術師』はモノラルながら鮮明な音質です。レオポルド・ストコフスキーのユニークなスタイルといえば、効果的な音響を求めてオーケストラ内の配置を変更し、中でも今日では「通常配置」と呼ばれる1stと2ndのヴァイオリンを並べる形(ストコフスキー・シフト)を提唱したほか、弦楽器奏者それぞれの自由なボウイングを尊重する柔軟性、イングリッシュホルンやホルン等のソロパートのヴィブラートや音色への強いこだわり、そして指揮棒を使わない独自の指揮技法などが挙げられ、これらは彼の人気と独特な豊かなサウンドを形作る要素となっていました。本アルバムに収録されたリハーサルでは、ストコフスキーの創造的なプロセスを垣間見ることができます。アルバムに収録された『恋は魔術師』の演奏は、彼のカリスマ的な音楽作りを象徴する例です。30分にわたるインタビュー「フランクリー・スピーキング 率直に言って」(英語)では3人のインタビュアーの質問にストコフスキーが答えるというスタイルで、演奏旅行先でのウィーンの印象から、ツアーで訪れたドイツ、イタリア、ポーランドでのコンサートについて、また音楽を演奏する喜びを語り、ベートーヴェンの作品の演奏を例に挙げ、音楽を解釈する重要性を説いていきます。そしてディズニーとの会話、ポーランド移民であった父と幼少期の思い出、音楽に対する姿勢などを明快に答えていきます。「音の魔術師」の異名を持つストコフスキーの飾らない表情が窺えるインタビューです。(2025/02/21 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
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カタログ番号 | :ARIADNE5035 |