パーシケッティ：ディヴェルティメント／マスカレード／パラブル IX （ロンドン交響楽団ウィンド&パーカッション・アンサンブル／エイモス）

20世紀アメリカの音楽界をリードした作曲家の一人パーシケッティの業績は、吹奏楽の分野でも際立っています。50年代頃からの、学生たちによる吹奏楽演奏の活発化において、パーシケッティが提供したレパートリーも大きな役割を果たしたのです。ノスタルジックだったり、リズミカルだったり、吹奏楽のアンサンブルの魅力を最大限に発揮してくれる作品が詰まっています。しかし最後に収録した「寓話」は少し違う、驚きの作品で、無調で抽象的な音楽ながら、その質の高さは圧倒的。パーシケッティの底力爆発といったところでしょう。HARMONIA MUNDI盤の再発売盤です。(2006/06/01 発売)