エスビェア・アンサンブル
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マティアス・ヴェスタゴーはデンマークの新世代の作曲家。彼の関心はさまざまなところに向かっており、讃美歌からキャバレー・ソングまで多岐にわたる作品を書いています。ここに収録された作品はヴェスタゴーの人格形成と自己発見の過程で生まれたもので、彼の言葉を借りれば「私が心から愛するクラシック音楽の過去の遺産と、若者としての自己表現との間で折り合いを付けようとする試み」 です。演奏はデンマークを代表する「エスビェア・アンサンブル」。近現代作品を得意とし、特殊奏法など、作曲家の難しい要求にも易々と応える凄腕の奏者の集まりです。前半の作品を指揮する宗像 礼(むなかた・れい)はダルムシュタット夏季現代音楽講習会でユニークな作品を発表して話題を撒いた作曲家でもあり、このアルバムでも共感に満ちた演奏を聴かせています。(2022/08/26 発売)
レーベル名 | :Dacapo |
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カタログ番号 | :8.226546 |
現代デンマークで繁栄している音楽を見ると、たくさんの才能がひしめき合っているため、どんな事でも可能であるような錯覚を覚えるかもしれません。中でも傑出した才能を有しているのがこのオルセンです。彼の審美眼の確かさはここに収録された4つの作品にも明らかです。様々な音をあちこちに置いてその価値を一つ一つ確かめるかのような「イン・ア・サイレント・ウェイ」は偏執的で倒錯的な快感にまみれたい時に良い音楽のような気がします。伝統にとらわれない新しいものを探すことの喜びを。(2009/03/18 発売)
レーベル名 | :Dacapo |
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カタログ番号 | :8.226525 |
漠然として捉えどころのない音楽でありながら、確かな存在感を放つセアンセンの作品。このアルバムには、三部作「蝶々」の中の2つの作品がメインに収録されています。ミニョン(8.226134に収録)、ローゼンバッド、パントマイム、この三つの作品で構成された「蝶々」には恐怖、希望、郷愁を主題とした共通の音楽素材が用いられており、ピアノが重要な働きを担っています。ここでピアノを演奏しているのは、セアンセンの妻ギスリンジェ。北欧を代表するピアニストである彼女は、独奏曲「ファンタジア・アパッショナータ」でも夢幻的な演奏を聴かせます。(2018/05/25 発売)
レーベル名 | :Dacapo |
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カタログ番号 | :8.226135 |
ペル・ノアゴー(1932- )はカール・ニルセン以降のデンマークで最も重要な作曲家です。彼はハープの響きがことのほかお気に入りで、独奏曲、室内楽曲を含め40以上の作品で使用して。しかしその音色の使い方はとても独創的で、私たちがイメージするロマンティックな音とはかなり異なったもので、全く違う楽器の音のようにも聞こえるでしょう。ノアゴーは、その年代によって作風がかなり変化した人ですが、ここに収録された作品にもそれは顕著に表れています。聖母マリアへの讃歌からタイトルをとった「いばらの茂みを」での壮大なアンサンブル、テレビ放送用の劇につけられた「ヘッダ・ガブラー」での多様な音楽(民謡風な部分が印象的)などハープを愛したノアゴーならではの興味深い音が楽しめます。(2007/10/17 発売)
レーベル名 | :Dacapo |
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カタログ番号 | :8.226039 |
ブルーン(1968-)の音楽は一言では語り尽くせないほどの多様性を秘めています。彼は1989年に作曲の勉強を始め、同時に大学では哲学を学びました。1991年から1997年にはデンマーク王立音楽大学で、ノアゴーとラスムッセンからも教えを受けています。声楽作品と、アンサンブルのための作品を得意としていて、このアルバムには彼の真骨頂とも言える曲が収録されています。アンサンブルの指揮は、NAXOSでもおなじみのスンドクヴィスト。どの曲も一度聴いたら忘れられないほどの強い印象を残しますが、中でもメゾ・ソプラノとアンサンブルのための「全ての生きとし~」のロルカの詩を元にした歌曲集は、その強烈な音色と言葉遊びがユニークです。(2011/05/25 発売)
レーベル名 | :Dacapo |
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カタログ番号 | :8.226553 |