ブダペスト弦楽四重奏団
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英国出身のピアニストの中で、シューベルトのD.960ソナタの伝説的な録音によって出色の名を残したカーゾン。彼の持ち味は、作品の持つ古典派的なバランス感覚を堅実に保ちつつ、ロマン派的な旋律線の歌わせ方に秀でたところにあります。その二つの要素の絶妙なバランスが反映された演奏は、中庸を逸脱せず、しかしながら凡庸にならないという稀有のものでした。このCDの二つの作品も、同様に古典派的な要素とロマン派的な側面の融合が求められますが、カーゾンは彼の持つ音楽性を発揮。ブダペスト弦楽四重奏団をリードしつつ調和も失わない、気品溢れる演奏をしています。(2005/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110306 |
聴衆をうならせるような圧倒的な技巧や派手な表現描出がなくとも、音楽は詩情に溢れ十分に語りかけてくるものになりうる・・・。カーゾンはまさにこのような音楽世界を具現化したピアニストでした。作品に対し取り組む様は、堅実で正攻法ながら決して無味乾燥なアカデミズムに陥ることなく、それでいて深い味を感じさせる希有の演奏家でした。このCDに収録されている2大五重奏曲は、カラーは違えどもどっしりとした作風という点で、カーゾンにふさわしい作品です。卓越したアンサンブルの技量を持つブダペスト・カルテットとはあうんの呼吸。特定の奏者のスタンドプレーに頼ることなく作り上げた、まさに調和の五重奏です。(2005/11/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110307 |
「ブダペスト」を名乗るも、1936年にはすべて亡命ロシア人によって編成されていたといういきさつがあるBSQですが、その研ぎ澄まされたアンサンブルの見事さは受け継がれ、今なお伝説となっています。そこへ加わったのが異色とも思える二人のソロイスト。セルの音楽家としてのキャリアが、実は神童ピアニストとして始まったというのは、ファンならばよく知るところ。既にアメリカで指揮者としての確固たる地位を築きながら、なおピアニストとしての腕前が全く衰えていなかったことがわかります。ベニーは言うまでもなくジャズ・クラリネットの王。この録音の時ばかりは奔放なスウィングを抑え、上質で見事な調和ぶりを聞かせてくれます。(2007/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111238 |