ヨアヒム三重奏団
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スメタナのピアノ三重奏曲は、4才の愛娘を失った悲しみが反映された作品といわれていますが、まさに涙が出るほどの大傑作です。全楽章を支配する主要主題が、緊張感溢れるヴァイオリンのG線上でのモノローグで開始され、半音階的和声が目立つ第1楽章、厳粛なトリオを持つ第2楽章スケルツォの充実ぶりもさることながら、大変美しい副主題を持つ第3楽章、とりわけ悲嘆と希望が絶妙に交錯する終結部には感動を禁じ得ません。併録のスークやノヴァークもまたほどよい感傷と民族的要素、そして自在な楽器の取り扱いに彩られた素敵な「ロマン派らしい短調作品」です。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553415 |
チェコ国民楽派を代表する作曲家アントニン・ドヴォルザーク。スラヴの民謡や舞曲の要素を組み込んだ彼の作品は独自の個性と地域性を持ち、チェコ音楽の発展に大きな影響を与えました。また自然や愛国心、愛情、喜び、哀愁などの感情を音楽で描写し、その情緒豊かな旋律は多くの人々の心を捉えています。この伝記ではドヴォルザークの生涯をつぶさに描き出し、その音楽がヨーロッパとアメリカ大陸でのどのように受容されたかについて探求します。使用曲:スラヴ舞曲第2集 - 第1番、「聖書の歌」第4番、第6番、交響曲第1番 - 第1楽章、第2楽章、弦楽四重奏曲第4番 - 第1楽章、歌劇《王様と炭焼き》より、モラヴィア二重奏曲 - 第2番、スラヴ舞曲第1集 - 第1番、ピアノ三重奏曲第3番 - 第1楽章、スターバト・マーテルより、ピアノ三重奏曲第4番 - 第1楽章、テ・デウムより、交響曲第9番「新世界より」- 第3楽章、シュポア:交響曲第6番 - 第4楽章、他全19曲の抜粋(フェイドイン、フェイドアウトあり)(2023/07/14 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.578368 |
ドヴォルザークの数多くの室内楽曲の内でも、当盤収録曲はトップクラスの成果といってよいでしょう。あらゆるピアノ三重奏曲の中でも最も有名な作品の一つ「ドゥムキー」(スラヴ民謡の哀歌ドゥムカの複数型)には、その名が示す通り民族色豊かで格別な親しみやすさが溢れています。そして知名度では一歩譲るものの、それに勝るとも劣らないほど充実しているのが、大作の第3番ヘ短調三重奏曲です。作曲者の母の死の直後に書かれたこの曲は、3つの楽器だけとは思えないほどのシンフォニックな厚い響きを誇り、どの瞬間からも緊張感と哀愁とがヒシヒシと伝わってくる感動の名作です。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.550444 |
ピアノ三重奏曲をヴァイオリン、チェロ、ピアノの三つの楽器が、ヴィルトゥオーゾ風に三つ巴で激しく個性をぶつけあいタイプの楽曲と、親密に対話を繰り広げるタイプの楽曲の二つのタイプに分けて考えると、このドヴォルザークの第1、2番の両曲は後者の典型的タイプといってよいでしょう。伸びやかな旋律、十分多彩ながらも落ち着いた和声展開、無理のない楽器用法が、耳あたりのよく、そして自然な音楽を生み出しています。例えば第1番の第2楽章、短調の憂愁を帯びた旋律がメインを占めていますが、途中に差し挟まれる3つの楽器が絡み合いながら長調で盛り上がる部分に聴く、切ないまでの甘さなどは全曲の白眉といってよいでしょう。(2000/09/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554309 |