コダーイ・クァルテット
Search results:86 件 見つかりました。
弦楽四重奏+2つのホルンという編成のカッサシオンからの編曲である作品2の2曲、そして同時代の僧侶ホフシュテッター作であることが判明している作品3の2曲と、当盤は異色作と「実はまがい物」の集成となっていますが、無心になって聴いてみれば素敵な音楽ばかりです。カッサシオンは楽器の数が3分の2になってしまったハンデなど微塵も感じない、自然で美しく楽しい音楽ですし、ホフシュテッター作品も、別に作者がハイドンであるかどうかなど、全く気にならない充実作です(13でのピチカートの優美な響きなど絶品!)。当然コダーイ・クワルテットも手抜きなしの美演を繰り広げており大満足です。(2003/05/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.555703 |
音楽史研究の進展は残酷なもので、「えっ、その曲はその作曲家じゃないの?」と驚くしかないケースがたくさんあります。当盤の8こそは、ハイドンの代名詞と言える有名なセレナードで、この曲なら知ってるという人は沢山いる筈。しかしこれも今日では、誰も知らない同時代のホフシュテッターなる人物の作品とされているわけです。まあ真の作曲家探しはさておいて、セレナードは勿論、音楽の良さは折り紙付きですから、難しいこと言わずに楽しむのが正解。弦楽四重奏曲の醍醐味を届けてくれる4曲を、コダーイ・クワルテットの流麗な演奏で聴けば、貴方のなごみタイムは約束されています。(2002/09/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.555704 |
コダーイ・クワルテットのちょっといい仕事、ハイドンの弦楽四重奏曲全集は、ナクソス価格でバラで買えることも含めて、こういう録音の少ない曲でこそ真価を発揮します。Op.17の6曲は、この分野ではハイドン初期(といっても不惑の年に達する頃)の作品で、もともと四重奏曲とせずディヴェルティメントと名づけられました(その割にメロディが耳を喜ばすというよりもアカデミック的真面目さが目立つのがケッタイではありますが)。4などはフィナーレの天才ハイドンの面目躍如たる楽章。9の開始は調性も含めてベートーヴェン的雰囲気が濃厚です。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.550853 |
ハイドンのOp.17の6曲は、当初「ディヴェルティメント」と記された割には真面目でアカデミックな音楽になっていますが、当盤の3曲も随所にこの作曲家ならではの創意工夫が光ります。古典的な4楽章形式からすると第2、第3楽章の順序が逆だし、第30番の楽章構成は明らかに4→3→2→1と逆行。また例えば第30番のフィナーレのように、気持ち良く聴いていると突然大胆に転調するのも愉快。ハイドンの全77曲の弦楽四重奏曲、リリース順ではこれでついに完結編となりました。全24枚、この高水準を守り通した演奏者に大喝采!(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.550854 |