マッジーニ四重奏団
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イギリスの作曲家ラッブラは、14歳の時、最初は鉄道員として働きましたが、シリル・スコットの音楽を知り、1920年彼の教えを乞うために奨学生となり、その翌年には王立音楽院に入学、スコットやホルストに音楽を本格的に学んだという経歴を持っています。彼は11曲の交響曲を始め、4つの弦楽四重奏曲など多くの室内楽曲、そして声楽曲などを作曲し、20世紀のイギリス音楽の中心的人物としての地位を確立しました。ここに収録された弦楽四重奏曲第2番は1952年5月の初演された意欲的な作品で、ホルストやヴォーン=ウィリアムスの影響を受けながらも、根底にあるのはベートーヴェンへの尊敬の思いです。またラッブラはイギリス中世の時代にも関心が深く、しばしば自作にもエリザベス朝時代の雰囲気を取り込んでいます。ここに収録された「アモレッティ」はエドマンド・スペンサー(1552?~1599)の愛の詩を用いたもので弦楽合奏と歌のために書かれた情熱的な曲で、これは恐らくラッブラの2番目の妻となるアントワネットのために書かれたものと推測され、(彼女は有能なヴァイオリニストだった)精神的な美しさと肉感的な響きが融合された聴きごたえのある作品です。(2010/01/27 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572286 |
ロースソーンは3曲の弦楽四重奏曲を遺しました。彼の作風の変遷を味わうには好適の1枚となっています。第1番は、全体が主題と変奏曲という分かりやすい構成で、演奏効果の鮮やかさも目立つので、最も親しみやすい曲となっています。一方、第2、3番となると、辛口度は増していき、必ずしも耳あたり良好とは言い難くなって行きますが、より切り詰められた表現で、緊張感のある音楽が組み立てられており、慣れてしまえば大変に聴き応えのある音楽です。併録の2つのヴァイオリンのための主題と変奏は、ちょっと珍しい編成が生み出す独特の効果もあり、第1番の四重奏曲と併せて入門編に最適の1曲となっています。(2007/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570136 |