ウィーン・ブラームス・トリオ
Search results:2 件 見つかりました。
「嗚呼、これこそロマン派!」と快哉を叫びたくなるような、2曲の登場です。名曲中の名曲、第1番冒頭のピアノの波打つようなアルペジオにのって、ヴァイオリンが暗い情感をふつふつと湛えた旋律を歌い出すのを耳にすれば、あとはめくるめく情熱の嵐に身を委ねるだけです。後続の楽章も躍動する付点リズムがユニークな第2楽章、染み入るような心の歌の第3楽章、明るいエネルギーに満ちた第4楽章と、たった一曲にこんなにおいしい要素を詰め込んでいいのかと思うくらい、それぞれに素晴らしい音楽ばかりです。やや演奏の機会の少ない第2番は、確かに強烈な個性という点では一歩譲りますが、実に安定した筆致が耳に心地よい一曲です。(2000/01/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.553836 |
シューマンの番号付きの3つのピアノ三重奏曲のうち、徐々に精神が蝕まれていく時期に書かれた第3番は人気が薄いのか、録音もそれほど多くありません。しかし、後半の2楽章の幻想性など秀逸、シューマンの名に恥じない逸品です。伝統的な4楽章形式を崩すOp.88では7の妙なる旋律をお楽しみ下さい。当盤の掘出物(シューマン・ファンなら見逃せない!)は、鍵盤音楽が原曲のOp.56を後世の作曲家がピアノ三重奏の形態に編曲した珍品。10、12などはシューマンでも屈指のメロディーに彩られ、この原曲でさえ忘れられかけている作品の再評価を迫ります。(2000/05/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.553837 |