プラハ・ヴラフ弦楽四重奏団
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ドヴォルザークには2曲のピアノ五重奏曲が残されていますが、特に作品81の方は、このジャンルを通じた傑作との呼び声が高く、広く親しまれている名曲中の名曲です。ボヘミアの民俗風味とクラシック的な語法、憂いと喜びの感情、長調と短調、ピアノと弦楽etc.と、様々な要素が理想的なバランスで渾然一体なり、この曲の魅力となっています。第1楽章冒頭の、憂いの色を帯びながらも夢見るように歌われる、チェロの美しい旋律から、最終楽章の喜びに満ちたコーダまで、どこをとっても無敵の楽しさでいっぱいです。また知名度では一歩譲る作品5の方も、なかなかどうしてよくできた佳曲です。(2003/02/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555377 |
ドヴォルザークの室内楽作品の中でも、これらのピアノ四重奏曲はほとんど知られていません。しかしこの2曲の完成度の高さには目を見張るものがあります。1875年、34歳の時に作曲した第1番は、同じ年に書かれたピアノ三重奏曲と合わせ、彼が音楽家として輝かしい経歴を歩み始めた頃の意欲溢れる作品です。冒頭からめまぐるしく長調と短調のメロディが入れ替わり、落ち着かない気分の中にひっそりと忍びこむ懐かしい郷愁がたまりません。第2番は1889年の作品。こちらはチャイコフスキーと親交を結んだ時期で、曲も一層の叙情性を帯びています。洗練された土臭さとも言える独特の風情がたまりません。(2010/02/17 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572159 |
現在では楽譜出版者としてのみ知られるホフマイスターですが、作曲家としても多くの作品を残しています。ここに収められたクラリネット四重奏曲は未出版のもので、これが初録音になります。モーツァルトがクラリネット五重奏曲を書いた名手アントン・シュタードラーのために作曲されたと考えられている曲で、古典派のクラリネット隠れ名曲として見逃せません。全体に明るく流麗な音楽ですが、ニ長調の曲の第2楽章は深みのある短調で、モーツァルトの短調緩徐楽章を連想させますし、変ホ長調の曲の第3楽章は独立した3つの部分からなるという変わった構成で、新機軸を見せています。(2002/06/01 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :999812-2 |
ヤナーチェクは家庭的幸福に恵まれず、38歳も年下の子持ちの女性との「老いらくの恋」で有名。その子が迷子になって探しに行ったためにひいた風邪がもとで亡くなります。この恋愛がなければ彼の後期の傑作群はなかったかも。後期の2つの弦楽四重奏曲の共通項はやはり「恋愛」。第1番は文豪トルストイの同名の小説の恋愛観への批判とされています。第2番は愛人とのなれそめから2人の関係を音で描き、まさに「ラブレター」と名づけるつもりだったのです。民衆の息吹を絶妙に織り込んだ「ヴァイオリンソナタ」と「おとぎ話」も収録。絶好調のプラハ・ブラフ弦楽四重奏団の演奏で。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553895 |