アド・リビトゥム四重奏団
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母国の民謡的素材を芸術音楽に昇華した例と言えば、まずはハンガリーのバルトークが思い出されます。その6曲の弦楽四重奏曲は20世紀音楽の古典となりましたが、ルーマニアのエネスコの2曲という秘曲をここにお届けします。室内楽を心から愛する方にはきっとわかっていただける逸品です。両曲とも真摯なことこの上なく、緩徐楽章の深遠さや8のような急速楽章の手に汗握る展開が強く印象に残ります。数々のコンクール入賞歴を誇るルーマニアの若い弦楽四重奏団は、母国の先輩作曲家を演奏するのに最適の人選と言えるでしょう、大熱演です。(2001/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554721 |
フォーレ、ラヴェルという超強力師弟コンビによるフランス室内楽の精華です。フォーレ作品は作曲者最晩年の「白鳥の歌」であり、複雑な和声と対位法といった技法の充実と、濃密でありながら全てを悟りきったような寂寥感と肩の力の抜けた軽みさえ感じさせる筆致は、フォーレ究極の到達点を示すものです。一方ラヴェル作品は、一瞬耳にしただけでも「おシャレ!」と快哉を叫びたくカッコよさで、特にピチカート奏法の面白さを極限まで引き出した第2楽章のように、ときにオーケストラ、あるいはピアノ曲を想起させるような楽器用法の見事さには舌を巻かされます。もちろん旋律や和声の美しさと印象深さも申し分無しの超傑作です。(2000/06/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554722 |