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コンソルティウム・カリッシミ

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    カリッシミ:10のモテット集(コンソルティウム・カリッシミ/ザノン)

    作曲者名を隠して、当盤の冒頭の美しい音楽を少しでも聴けば、一体誰が作曲したのか、誰もが知りたがることでしょう。しかしカリッシミという名前を出せる人は殆どいない、それくらい、余り開拓されていない方面もナクソスならやります。オラトリオを確立した業績が知られるイタリア人カリッシミ。より小規模なモテットでも声の魅力を知り尽くした作曲者の力量が遺憾なく発揮されています。モンテヴェルディなど、前期バロック音楽の愛好家が次に聴く一枚として強くお薦めします。作曲者の名前を冠したグループは、 男声歌手5人と器楽アンサンブル。その美演にもご注目ください。(2001/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.555076

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    カリッシミ:3声のミサ曲/6つののモテット集(コンソルティウム・カリッシミ/ザノン)

    イタリアのバロック初期の作曲家カリッシミの業績と言えばオラトリオが有名で、その力強い音楽は好んで演奏されています。ナクソスは余り日が当たらない分野に注目し、ミサ曲とモテットを集めてみました。敬虔な感情は十二分に表現され、適度なドラマ性も盛り込まれています。モンテヴェルディの宗教曲やマドリガーレに馴染んでいる人が更に音楽史を探訪するのに最適な一枚と言えるでしょう。当盤の収録曲は基本的に3人の男声歌手と通奏低音のみで演奏され、落ち着いたサウンドを楽しめます。17世紀に他の誰とも違う独自の位置を築いたカリッシミを、貴方も発見してください。(2001/07/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.555075

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    カリッシミ:オラトリオ「エフタの物語」/「ヨナの物語」(コンソルティウム・カリッシミ/ザノン)

    壮大なオラトリオと言えば「メサイア」などを作曲したヘンデルを思い出しますが、このジャンルの先駆者こそ、イタリア人カリッシミです。とびきりの名曲が「エフタの物語」で、旧約聖書を題材に、劇的なオラトリオに仕立てました。声楽曲の系譜を知る上で、欠かすことのできない作曲家であり、作品なのです。他の2曲も耳を傾ける価値は十分。素晴らしいエフタの娘役など、ここで磨きぬかれた名演を聴かせてくれるのは、作曲者の名前をいただく演奏家集団。当然イタリア人が中心ですが、ソプラノ歌手に日本人の名前も見えます。(2005/05/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557390

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    カリッシミ:モテット集(コンソルティウム・カリッシミ/コモー)

    イタリア・バロック時代の作曲家カリッシミはオラトリオの形式を確立した業績で知られています。しかしより小さな形であるモテットでも、声の魅力が存分に発揮された美しく精緻な作品を数多く書き、これらはモンテヴェルディに比肩する重要な作品として認知されています。とは言え、彼の楽譜のほとんどは戦争によって失われてしまった上(写筆譜のみ残存)公演の記録も残っていないため、これらの作品が実際にどのような状況で演奏されたのかはわかっておらず、いくつかの断片的な資料に基づいて研究が進んでいるところです。しかし、声と楽器が織り成す立体的な響きは、聴き手の耳を喜ばせるに充分の味わいを持っています。コンソルティウム・カリッシミは1996年、ローマで設立されたアンサンブル。作曲当時の様式を大切にし、当時用いられていたであろうピッチ(このアルバムでは415Hz)を採用するなど、演奏法に徹底した拘りを持っています。設立当初のヴォーカル・メンバーは男声のみで構成されていましたが、現在ではソプラノに女声を加え、より多彩な響きを追求しています。(2017/02/24 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573258

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    グラティアーニ:オラトリオ「アダエ(アダム)」/フィッリ・プロディージ/5つのモテット(コンソルティウム・カリッシミ/コモー)

    17世紀頃、ローマ・カトリックの教会では毎週新しい典礼音楽が演奏されていました。いくつかの声部と楽器を伴う曲は、複雑な書法で書かれ、演奏もかなり困難なものであったことは間違いありません。そのため、これらを演奏するための練習用として小規模なモテットが多く書かれたのです。グラツィアーニ(1604-1674)はミラノで生まれた作曲家で、1646年にイエズス会の母体ジェス教会の関連教会セミナリオ・ロマーノの楽長に就任、オルガンを弾きながら合唱団を指揮、多くの作品を書き残しました。彼の作品は、同時期に活躍したカリッシミのものと似ていますが、それはグラツィアーニが5歳のときに、カリッシミの住むマリーノに移住したことも影響しているかもしれません(2000人ほどの小さな町の同年代の音楽を志す少年たちは、恐らくお互いに影響しあったことでしょう)。このアルバムでは、前述のような小さなモテットと、これまで存在が確認されていなかった2つのオラトリオを聴くことができます。コンソルティウム・カリッシミによる、この「隠れたバロック作曲家」の演奏は、この時代の音楽を愛する人にとってまたとない贈り物になることは間違いありません。(2015/12/23 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573256

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    グラティアーニ:カンタータ集(コンソルティウム・カリッシミ/コモー)

    同じくグラツィアーニのオラトリオ「アダエ」(8.573256)で見事な演奏を聞かせたコンソルティウム・カリッシミ。今回もグラツィアーニのカンタータ集をお届けいたします。ミラノ生まれのグラツィアーニは1646年にイエズス会の母体ジェス教会の関連教会セミナリオ・ロマーノの楽長に就任し、多くの作品を残しました。彼は数多くのカンタータを書いていますが、まだまだその生涯や作品の研究は成し遂げられてはいません。この曲集は彼の死後、兄弟によって1678年に出版され、ローマの図書館に保存されていたものです。クリスマスのための音楽から哲学的な言葉まで、様々なテキストが含まれていて、当時のローマで好まれていた音楽を伺いしることができる貴重なものです。生き生きとした歌からは、当時の人々の宗教心や生活をうかがい知ることができそうです。(2016/03/30 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573257