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レ・バス・レユエ

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    オルティス:変奏論と16世紀の低音弦~チェロとガンバの源流(コセ/バレストラッチ/レ・バス・レユエ)

    【バロック・チェロの名手コクセが、ガンバを手に紐解く16世紀の低音弦作品集!】バロック初期から初期古典派にかけての低音弦音楽を、それぞれの作品にあわせて周到に研究、「チェロ」の定型に甘んじることなく、時代ごとの低音弦のあり方を追求してきたバロック・チェロ奏者ブリュノ・コクセ。Alphaレーベルでリリースがあるたび、必ず何か新たな発見がそこに詰め込まれているのですが、それは彼が低音弦研究に秀でた音楽学者マルク・ファンスへーウェイクや古楽器製作家シャルル・リシェなど、協力者に恵まれてきたことの結実と言えるでしょう。しかも最近ではヴィオラ・ダ・ガンバの名手グイード・バレストラッチとも協力関係を続け、チェロとガンバの歴史が互いに不可分だった17世紀前後の作品演奏にも積極的に取り組んでいます。本盤はまさにそうしたコクセの活動あればこそ、の注目すべき新録音です。フレスコバルディのカンツォーナ集やガンバの異才トバイアス・ヒュームなど17世紀の低音弦世界の真相を探ってきたコクセは、ここでさらに時を遡り、まだチェロという楽器ができる前の、さまざまな低音弦楽器が併存していた16世紀に光をあてます。重点的に扱われるのは、ガンバのための作曲家として知られたスペイン生まれのローマの巨匠、ディエゴ・オルティス。コクセは俊才バレストラッチ(アルペジョーネを使ったユニークな新譜を出したばかり!)の協力のもと、シャルル・リシェ制作のガンバ属の楽器を自らもさまざまに弾き分けながら、16世紀の低音弦楽器音楽がどのような世界だったかをくまなく探ってゆきます。オルガンやチェンバロ、ビウエラ(ルネサンス期の撥弦楽器)などで同時代音楽を混ぜてゆくアルバム制作姿勢も好感度大。今回も闊達な弓さばきと丁寧な解釈に期待です。(2020/03/27 発売)

    レーベル名:Alpha
    カタログ番号:ALPHA563

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    チェロの誕生~ナポリ、ボローニャ、モデナ(レ・バス・レユエ/コクセ)

    【「チェロ」と呼ばれる低音弦楽器の源流を探って、名手コクセはイタリア半島の北と南へ。】ALPHAでレーベル創設初期からアルバム制作を続け、バロック~古典派の低音弦楽器のための音楽の真相を問い続けてきたバロック・チェロ奏者ブリュノ・コクセとレ・バッス・レユニ。今回は「チェロ」という呼称が定まる前の時代まで遡って、イタリアでどのように低音弦楽器のための音楽が発展し、今日知られるチェロのイメージが形成されていったかを探ります。軸になるのは学術都市として知られると共に、弦楽器のための音楽に通じた知識人たちが多かったボローニャとモデナ、そして南の王都ナポリ。それぞれの地域で16~18世紀に活躍した作曲家たちの作品を厳選、時に高音部も演奏できる楽器なども交え、一筋縄ではいかないチェロ芸術の多様なルーツを精妙に解きほぐしてゆくプログラムの妙は興味が尽きません。今回もこれまで通り古い弦楽器の構造に通じた製作家シャルル・リシェ、初期のチェロの研究に通じた音楽学者マーク・ヴァンスヘーウェイクの全面協力のもと、多種多様な楽器を使い、60ページに及ぶブックレット(英・仏語)でそれぞれの使用論拠もカラー写真入りで詳述。近年では他のバロック・チェロ奏者たちもさかんにとりあげているヤッキーニ、ガブリエッリ、スプリアーニなどの作品の数々ですが、抜群の音楽性と作品理解を誇るコクセらの解釈による演奏は目が覚めるような新鮮な体験をもたらし、低音弦楽器の世界の奥深さに改めて開眼させられるに違いありません。ALPHA初期からの名技師ユーグ・デショーのこだわりぬいた仕事ぶりにも驚かされ、各楽器そのものの音色はもちろん会場の気配まで克明に伝えるそのエンジニアリングは見事なもの。充実の2枚組です。(2024/03/08 発売)

    レーベル名:Alpha
    カタログ番号:ALPHA1023

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    ボッケリーニ:チェロ・ソナタ集 2 (コクセ/レ・バス・レユエ)

    現代では、あの愛らしい「メヌエット」1曲のみが知られるボッケリーニ。しかし1805年5月28日に彼がこの世を去った直後にはライプツィヒとパリのジャーナリストがそれぞれ「彼の楽器が奏でる比類なき音と表現力豊かなメロディで聴衆を魅了することができる優れたチェリスト」「素晴らしいチェロ奏者であった彼は、並ぶ者のないほどの表現力豊かな歌心で我々を魅了した」と賛辞を贈ったほどでした。ボッケリーニはもともとイタリアで生まれ、13歳でチェリストとしてデビュー。その後はウィーンの宮廷に勤めましたが、1769年、26歳の時にスペインに招かれドン・ルイス皇子付きの音楽家となり、生涯を終えるまでマドリッドで過ごしています。寂しい晩年を送ったとされますが、前述の賛辞の通り、チェリストとしては高い名声を保っていたことは間違いありません。数多く残された弦楽五重奏曲は、とりわけチェロが活躍することで知られますが、チェロ・ソナタも同様で、ヴァイオリンを思わせるほどの広い音域を駆使したチェロのメロディはボッケリーニでなければ書き得ないほどに美しく完成度の高いものです。コクセは、他の名手たちとともにミラノ音楽院が所蔵するノセダ・コレクションの写本に基づいて5つのソナタを演奏しています。(2018/09/28 発売)

    レーベル名:Alpha
    カタログ番号:ALPHA409