ラズモフスキー・シンフォニア
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スペインの陸軍将校の息子として生まれたグラナドスは、まずバルセロナで音楽を学び、やがてパリに行きますが、当時パリ音楽院では外国人の入学を認めていなかったため、音楽院の教授であるシャルル・ベリオにピアノを私淑し、その才能を磨いたのです。1889年にスペインに戻り、多くのピアノ曲や、ゴヤの絵画からインスピレーションを受けた「ゴイェスカス」で人気を博します。この「ゴイェスカス」はニューヨークのメトロポリタン歌劇場で初演され、これに立ち会ったグラナドスですが、その帰国の途上、乗っていた客船「サセックス」がドイツ海軍の魚雷攻撃に遭い沈没、彼も巻き添えで命を落としてしまいました。「一旦は救護船に乗ったグラナドスですが、波間に妻の姿を認め、また海に戻っていった」という説が濃厚ですが、体に巻きつけていたマネーベルトが重過ぎて沈んでしまったという噂も流布しており、真相はわかっていません。彼の作品はスペインの民俗音楽に根ざしながらも、常にロマンティックな作風を持っています。とりわけ人気が高いのが一連のピアノ曲で、これらは様々な形で編曲され愛奏されています。ここでは名アレンジャー、ピーター・ブレイナーがギターと管弦楽曲のためにアレンジしたものを聞くことができます。ギターの響きが哀愁を誘う見事な音楽となっています。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553037 |
オペレッタ、舞踊曲の作曲家で忘れてはならぬ人がここにいます。その名はツィーラー。軍楽隊で指揮の経験を重ね、ついには自ら楽団を組織し、オーストリア、ドイツを演奏旅行。1907年にはウィーンの宮廷舞踏会の指揮者にまで登りつめます。彼は生涯に23曲のオペレッタを始め、600曲ものマーチ、舞曲を書き、人々を陶酔の極致に誘いました。このCDに収録されたのはほんの一部の曲ですが、どれも「良き時代」の空気を気持ち良く伝えてくれるものです。各々の曲はどれも一ひねりが加えられており、ちょっと嬉しくなってしまうことでしょう。(2010/11/17 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.556848 |