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リトアニア室内管弦楽団

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    アルチョーモフ:哀歌の交響曲/覚醒/呪文(ダヴィドヴァ/クルイサ/グリンデンコ/マルク・ペカルスキー・パーカッション・アンサンブル/ソンデツキス)

    新古典派の様式に実験的な要素を加えた独特の作風で知られるアルチョーモフ。一連の録音の復刻により、最近人気が高まっています。このアルバムは以前Melodiyaからリリースされていた音源の復刻で、彼の作品の中では比較的穏やかな「哀歌の交響曲」と、ヴァイオリン・デュオのための「覚醒」、パーカッションとソプラノが神秘的な音楽を作り上げる「呪文」の3曲が収録されています。後期ロマン派から伝統を受け継ぐアルチョーモフの壮大でユニークな作風が楽しめます。(2018/09/28 発売)

    レーベル名:Divine Art
    カタログ番号:DDA25172

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    アンダンテ - チェロと管弦楽のためのロマンティックな音楽

    18世紀後半から20世紀前半まで、ゆったりと歌うような楽曲をメインにした、美しいメロディーあふれるチェロによる名曲集です。おなじみサン=サーンスの「白鳥」などのように、もともとチェロのためにかかれた作品においてはもちろん、ルビンシテインの「メロディ」など、いくつか含まれている編曲ものを聴いていると、あらためてチェロが繊細さと豊かな音量を兼ね備えて歌うことにかけては、あらゆる楽器の中でも最も秀でた楽器の一つであることを、再認識させられます。名曲中の名曲に加え、シュターミッツの協奏曲のように、必ずしもポピュラーではないけれども、優れた楽曲の入門編としてもお楽しみ下さい。(2002/03/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.555764

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    ヴィタウタス・ソンデツキス - チェロ作品集

    独特の哀愁と粘着質を持つロシアの名旋律の数々を、歌い上げるに最も相応しい楽器は? この問に対する最有力な模範解答の一つとして、チェロを挙げる事ができるのではないでしょうか。人の体ほどもある大きなボディから発せられるアツく豊かな響き、低音域はもちろんのこと、中高音域での雄弁さを強力な武器として歌われるロシア艶歌には、魂を揺さぶられる思いがします。収録曲も誰もが知っている有名曲からちょっと素敵な秘曲まで、気の利いたアレンジものも多数とりれたナクソスならではの懐の広さとなっているこの1枚、特にロシア音楽ファン・弦楽ファンの方には自信を持ってお薦めします(2002/07/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554381

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    マルティナイティーテ:闇から光へ/過ぎ行く今、残る今/心の原風景(ヴァイトケヴィチウス/リトアニア室内管/ヴァリアコイス)

    1973年、ロシア生まれのリトアニア人でニューヨークを拠点としている作曲家、ジブオクレ・マルティナイティーテの作品集。前作(ODE-1386)に収録された「郷愁」が2022年2月にニューヨーク・フィルの定期演奏会のプログラムに載るなど、注目度が高まっています。ONDINEへ2作目の録音となるこのアルバムは、過去3年間に書かれた弦楽オーケストラのための3作品を収録、第1曲の「Nunc fluens. Nunc stans」は古代ローマの哲学者ボエティウスの言葉「過ぎゆく今が時間となり、残る今が永遠となる」から採られています。新型コロナウィルス感染症の拡大が世界を不安と恐怖に巻き込んでいた2020年4~5月に書かれた作品で、ゆっくりと展開していく音楽が当時の世情を写しつつも、それを越えた「永遠」を求める心を表現するかのようです。効果的に用いられているパーカッションも聴きどころの一つです。2020年11月から2021年3月にかけて作曲された「Ex Tenebris Lux 闇から光へ」はヴァイオリン8、ヴィオラ4、チェロ4、コントラバス2の編成による作品。抑制された挽歌で始まり、様々な奏法を駆使しながら、最後は輝かしい弦の響きが希望を感じさせます。「Sielunmaisema」(フィンランド語で「心の原風景」といった意味)は独奏チェロと最低21人の奏者を必要とする弦楽オーケストラのための作品。リトアニアとアメリカという大きく異なる文化的アイデンティティを持つ作曲家自身が「どこに住もうとも変わらずに心の中にある風景」を描いたものです。ヴィヴァルディ作品のように四季をモティーフにしていますが、曲ごとに4つの季節の特徴を表現しているのではなく、楽章は相互に関連性が持たされています。またチェロが主役であるため、よりまろやかな響きが得られることも特徴です。(2022/06/17 発売)

    レーベル名:Ondine
    カタログ番号:ODE1403-2

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    マルティナイティテ:郷愁/千花模様/地平線/キアロスクーロ三部作(アレクナ/リトアニア室内管/リトアニア国立響/シュレキーテ)

    ニューヨークを拠点に活躍するリトアニアの女性作曲家、ジブオクレ・マルティナイティーテの作品集。どれも2013年以降に作曲された直近のもので、細部まで練り上げられたオーケストラの質感豊かな響きを特長としています。最新の作品「Saudade 郷愁」は彼女自身の過去を辿り、失われた悲しみと憧れを象徴的に音にしています。「Millefleur 千花模様」は音響による快楽の探求を表現した作品。さまざまな音が層を成し、聴き手の耳を刺激します。2013年の「Horizons 地平線」は映画『クラウド・アトラス』と『めぐりあう時間たち』そして、イタロ・カルヴィーノの小説『冬の夜ひとりの旅人が』にインスパイアされた作品。さまざまなストーリーが交錯しながら、クライマックスへと到達します。「キアロスクーロ三部作」はピアノが縦横無尽に活躍する華麗な作品。ここで素晴らしい演奏を披露しているガブリエウス・アレクナは2005年「ベートーヴェン国際ピアノ・コンクール」で2位を獲得したピアニストです。(2021/02/19 発売)

    レーベル名:Ondine
    カタログ番号:ODE1386-2