ナッシュヴィル交響楽団
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1987年にピューリッツァー賞を受賞し、世界的知名度を獲得したアメリカの作曲家ジョン・ハービソン。独特の芸術的信条を持つことで知られ、これまでにも「ヨハネ・パウロ二世即位25周年を記念する和解のコンサート」の作品を委嘱されるなど、宗教音楽の分野でも素晴らしい作品を書いています。この「レクイエム」は2001年9月11日に起きたアメリカ同時多発テロ事件の直後に着手され、翌年3月に完成しています。ただし、構想自体は早い時期から抱いていたといい、彼自身の様々な体験や音楽的モティーフが取り入れられた多角的な作品として成立しています。オーケストラ、合唱だけでなく、ソロ歌手のパートにも重要な役割が置かれ、全てが混然一体となった爆発的なエネルギーを持つ問題作です。(2018/10/31 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559841 |
「ウェスト・サイド物語」こそ、高度な芸術性とポピュラリティを併せ持つ、20世紀音楽最大の金字塔の一つです。20世紀アメリカの風俗を反映した物語内容と音楽的素材に、クラシック音楽の技法を最高度に展開し、かつ「誰の耳にも魅力的」という、最も困難な命題も達成してしまった驚異的な傑作といってよいでしょう。よく知られていることですが、「トゥナイト」や「アメリカ」といった御馴染みのナンバーの背後にも、対位法や変拍子の導入といった、いかにもクラシック的な技法を聴き取ることできます。が、そんな理屈による説明は、この作品のもたらす深い感動そのものの前には、何か空しく響く気もします。(2003/01/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559126 |
当盤収録のバレエ音楽2曲は、バーンスタインが30年の時を隔てて書いたものですが、彼の持つ二面性が両曲によく現れているといえましょう。「ファンシー・フリー」はピアノやドラムス、ヴォーカルの導入が象徴的ですが、ジャズの語法などが積極的に取り入れられており、「ウェストサイド物語」ほどくだけてはいませんが、いかにも「アメリカ的な」エンタテーメント性が滲み出ています。一方の「ディバック」は、ロシア系ユダヤ人たる彼のルーツへの思い、ユダヤ教に対する信仰心が濃厚に反映されたシリアスな作品で、バレエ音楽でありながら、いかにも舞曲といった雰囲気は控え目になっています。(2007/01/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559280 |
20世紀という時代にあっても、真剣に調性の枠内で親しみやすい音楽を追求したアメリカの名匠・ハンソンの管弦楽作品集のスタートです。確信犯どころか信念を感じさせるまでに保守的な作風ですが、この開き直りを素直に受け止めれば、彼の作品は宝物の山です。それにしてもなんとロマンティックで、そして豪華な音楽なのでしょう! とびきり華やかで飛び回るようなオーケストラの名人芸と、葬送行進曲風の楽想の対照が印象的な交響曲第1番の終楽章、恥ずかしいくらいに大袈裟に盛り上げてくれる「メリー・マウント」組曲の「愛のデュエット」、アルカイックな弦の響きが渋く決まってる「変奏曲」など、聴きどころはたっぷりあります。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559072 |
現在、ピアソラを知らない人はいないでしょう。彼の名前は、すっかりアルゼンチン・タンゴと同義語になり、誰もがあの哀愁漂うメロディを頭の中に思い描くのです。この盤に収録されている「シンフォニア・ブエノスアイレス」は華麗なるオーケストラをバックにバンドネオンが妖しく歌います。ここでは、彼が20代の頃に5年間私的に師事したヒナステラの影響も存分に生かされた、豊かな色彩を感じさせる力作です。アンデス山脈最高峰の山の名前を取った「アコンカグア」は見事なバンドネオン協奏曲。アグレッシヴな音が魅力的。「ブエノスアイレスの四季」はヴァイオリンとオーケストラ版で、バンドネオンとはまた違った味わいが楽しめます。(2010/11/17 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572271 |
ビーチ夫人は女流作曲家としては、最も名前の知られている存在の一人ではありながら、未だその作品自体が、必ずしも広く親しまれていないのは残念な限りです。優れたピアニストであった彼女自身が演奏するためにも作曲されたピアノ協奏曲は、夢見るほど美しいメロディーに恵まれた、実に優れたロマン派ピアノ協奏曲の一つといってよいでしょう。もちろん技巧的な見せ場にもことかかず、分厚い和音やオクターヴを駆使した第1楽章のカデンツァなど、豪壮といってもよいほどです。また一方の交響曲も、色彩豊かなオーケストレーションでアイルランドの旋律を織り込んだ、魅惑的で美しい力作です。(2003/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559139 |
現代アメリカにおける最も注目されている作曲家の一人が、このジェニファー・ヒグドンです。彼女の「ヴァイオリン協奏曲」は2010年のピューリッツァー賞を獲得すると共に「パーカッション協奏曲」は同じ年のグラミー賞を受賞。世界中から賞賛が寄せられ、彼女の作品は世界中で演奏され、60枚以上のCDに録音されているということでもその才能は計り知れないものがあります。このアルバムには世界初録音の作品を2曲収録。2014年の「ヴィオラ協奏曲」は長らくの友人であるヴィオラ奏者ディアスのために作曲された作品で、彼女はその時に“ヴィオラの音はとても暗くて重い”ことに改めて気がついたのだそうです。そのため、ヴィオラから華麗な音色を導き出すための工夫をして出来上がったのがこの作品です。2005年のオーボエ協奏曲は20分程度の長さでありながら、オーボエの美しい音色を生かした聴き応えたっぷりの曲。アルバム・タイトルの「All Things Majestic-全ては壮大な」は2011年グランド・ティートン音楽祭からの委嘱作品。彼女の自然に対する愛と賛辞に満ち溢れた描写的な音楽です。(2017/03/24 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559823 |
メトロポリタン歌劇場を始め、セントルイス歌劇場、サンタフェ歌劇場など、いくつものアメリカの歌劇場のための委嘱作品を書き、《ファンタスティックなきつね氏》で2020年のグラミー賞「ベスト・オペラ部門」を受賞。他、さまざまなオーケストラ作品でも知られるアメリカの作曲家トビアス・ピッカー(1954-)。このアルバムには演劇と音楽を融合した2つの作品を収録しています。「エンカンタダス」は“白鯨”の作者ハーマン・メルヴィルの作品を元にしたもので、タイトルのエンカンタダスとは南米エクアドル西方沖にあるガラパゴス諸島のこと。厳しい自然環境のため、人間が寄り付かない魔の島の不気味な情景が描かれています。ナレーターは作曲家自身が務めました。「言葉のないオペラ」は元々普通のオペラとして書かれましたが、後に声とテキストが取り除かれました。とはいえ、作品には装置の説明や台本のト書きなどが遺されており、奏者たちはこれに沿ってオペラの登場人物になることが求められています。(2020/08/28 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559853 |
晩年のベートーヴェンが熱烈な信仰を音に託した名作として余りにも名高い「荘厳ミサ曲」。曲の解説は省き、「ナクソスはこの名曲を何故、アメリカの地方都市の楽団に委ねたのか」といぶかしく思う貴方に敢えて申し上げましょう!細かいことは気にせずサクサク明快に楽想を紡ぐシャーマーホーンの棒。力強い独唱陣、意外過ぎるほど(失礼!)優秀な合唱団と、声楽パートも充実し、全曲に漲るサウンドの力強さ。ベネディクトゥスの、あの天国的に美しいヴァイオリンソロの、真心いっぱいの歌いまわし。演奏家の名声に関わらず名演を提供するナクソスの原点、ここにあり!超名曲のCDは、何枚あってもいいものです。(2004/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557060 |
2020年、生誕250周年を迎えたベートーヴェン。「最も偉大な作曲家」とみなされている彼の数多い作品の中から、誰もが知っている有名曲を中心に30作品を紹介いたします。最初に置かれたのは「交響曲第5番」の第1楽章。「運命はこのように扉を叩く」と語ったというエピソードこそ、近年は否定されていますが、それでもこの曲の強いインパクトは永遠に変わることがありません。ピアノ・ソナタ「悲愴」の第2楽章の美しい旋律や、愛らしい「エリーゼのために」の他、「シュテファン王」序曲や「コントルダンス」など知られざる名曲まで、NAXOSの幅広いカタログから選りすぐりの名作を3枚組としてお届けいたします。(2020/04/24 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.578350-52 |