ミュンヘン放送管弦楽団
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ドイツ・ロマン派の作曲家、教育者カール・ライネッケの管弦楽作品集第1集。高名な音楽教育者を父に持ち、7歳で作曲を始め12歳でピアニストとして公開演奏を行うほど早熟だったライネッケは、85歳という長寿を全うする直前まで作曲活動を続け、未出版作品も含めると1000曲以上の作品を書き上げました。その作風は保守的であり、同時代の評論家たちに酷評されても、「自分を先駆的な天才とみなす大胆さはなかった」と述べ、作風を変化させることはありませんでした。とはいえ、時代の流れや他の作曲家たちの作品を念入りに研究したライネッケは、さまざまな技法を自在に操りながら、自身の作法を常に熟成させていきます。このアルバムに収録された2曲の交響曲のうち、第1番は1858年、第3番は1895年に作曲されており、どちらも美しく心に染み入る旋律に満たされています。残念ながら成功作とはならなかった歌劇《マンフレッド王》もシューマンを思わせる充実した作品。最後に置かれた「勝利の行進曲」は「燃えるような情熱と祝祭の精神」を持った華やかな小品です。(2020/07/17 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555114-2 |
2024年に生誕200年を迎えたライネッケ。ブルックナーと同い年ですが、高名な音楽教育者の父の元に生まれただけにいち早く音楽理論を習得し、作曲家及びピアニストとして早熟の才能を発揮しました。85年余りの生涯を通じて数多く作品を遺すと共に、ライプツィヒ音楽院の教授およびゲヴァントハウス管弦楽団の指揮者として音楽界に多大な貢献をしました。番号付きの交響曲が3曲あり、ここに収録された第2番はデンマークの作家アダム・エーレンシュレーガーの悲劇「ホーコン・ヤール」に触発されたもの。暗い音色と緻密で重々しいサウンド、ロマンティックな旋律や悲愴さを帯びた高揚感、最後に輝かしく終わる様はまさに後期ロマン派の醍醐味といった趣があります。4つの序曲とゲヴァントハウス管のために作曲した「村の菩提樹の下での踊り」も同種の音楽。このコンビの第1集(555114)と合わせて3曲の交響曲が揃いました。(2024/09/20 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555115-2 |
「TATORT=事件現場」とは1970年からドイツで継続的に放送されている刑事ドラマ。1年間に30ほどの長編エピソードが作られており、ドイツ最長のテレビドラマとして人気を誇っています。さまざまな都市の警察チームが犯罪を解決するというエピソードのコレクションでもあり、参加している全ての地域のテレビ局が共同で制作しているため、各都市の習慣や方言など独自性が重視された90分ドラマになっています。このサウンド・トラックはドイツ映画音楽賞を2回受賞しているダヴィッド・ライヒェルトが作曲したもの。情景にあわせた美しい音楽が楽しめます。ボーナス・トラックとして収録されているのはクラウス・ドルディンガーの作品で、こちらはウルフ・シルマーの指揮による演奏です。(2021/11/26 発売)
レーベル名 | :BR-Klassik |
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カタログ番号 | :900338 |
1907年にパリのオデオン座で上演されたフラン=ノアンの劇「スペインの時」を見て感激したラヴェルが、すぐに作曲に取り掛かったのがこの歌劇《スペインの時》。短期間で完成されたものの、オペラ・コミック座の座長が上演に難色を示し、結局1911年まで初演を待たなくてはならなかったという作品は、当時ラヴェルが魅了されていたスペイン風の音楽をふんだんに用い、ユーモアとお色気が漂います。ここで指揮するイスラエル生まれの指揮者アッシャー・フィッシュは2017年、キリル・ペトレンコと共にバイエルン国立歌劇場を率いて来日予定の注目の人。ワーグナーやモーツァルトを得意としています。同時収録のシャブリエの狂詩曲「スペイン」とともに、情熱的な演奏を聞かせます。プリンツレーゲンテン劇場における日曜コンサートのライヴ収録です。(2017/04/28 発売)
レーベル名 | :BR-Klassik |
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カタログ番号 | :900317 |
シューベルトの親友として知られるドイツ・ロマン派の作曲家ラハナーの歌劇《カタリーナ・コルナーロ》。15世紀に実在したキプロスの女王を主人公にした悲劇で、ラハナーの最も成功した作品であり、かつてはしばしば演奏されていましたが、1903年ミュンヘンでの上演を最後に舞台から消えてしまいました。 ( 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777812-2 |
( 発売)
レーベル名 | :しかし、21世紀になって、シュトゥットガルトの編集者フォルカー・トスタが新しい版を制作したことでミュンヘンでのこの上演が実現し、優れた歌手たちの演奏で観客を魅了しました。指揮者のヴァイケルトはリンツ・ブルックナー音楽院で学び、ハンス・スワロフスキーに指揮を師事したベテラン。幅広いレパートリーに定評があります。 |
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カタログ番号 | : |
1 ( 発売)
レーベル名 | : |
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カタログ番号 | :2018.06.27 |
ウルフ・ヴァーリンによるレーガー(1873-1916)のヴァイオリン協奏曲の登場です。意外なことに、この作品の録音はカタログ上にあまりありませんでした。演奏される機会もあまりなく、日本での初演は2002年(庄司紗矢香)まで待たなくてはいけなかったほど。演奏時間が1時間弱を要する長大な作品で、キャッチーなメロディこそあまりないものの、レーガー特有の厚みのある管弦楽伴奏と、堂々としたヴァイオリンが絡み合う充実の音楽です。一度聞いただけでは、なかなか全てを味わい尽くすのが難しい作品ですが、聴けば聞くほどに胸にしみるような不思議な音楽です。「アリア」は、あのバッハの「G線上のアリア」を思わせる、静かな歩みの美しい小品です。(2012/10/24 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777736-2 |
レーガー自身が初演の6週間前!に「この曲の演奏はとても困難である」と語ったピアノ協奏曲。確かにそれはブラームスの第1番の曲をもう少しモダンにして、更に晦渋にしたような作品でした。当然初演も大失敗。世間の評判もさんざんなものだったと言います。(とはいえ聴衆を敵に回すのが大好きだったレーガーとしては別に何のこともなかったのでしょうが・・・。)そんなわけでこの曲の真価は問われることもなかったのですが、今回、ドイツの中堅ピアニスト、コルスティックの堅固なる演奏によって、ようやく正しい姿を見ることが可能になりました。ブゾーニ編のバッハの協奏曲も食えない曲。ロマン派の作品が好きで好きでたまらない人にうってつけの1枚です。(2009/04/15 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777373-2 |
1977年、ミュンヘン生まれの作曲家マルクス・レーマン=ホルンの作品集。ギタリストとしても知られる彼は、主として映画音楽の作曲を手掛け、国内外の賞を獲得するなど高く評価されています。起伏の多いドラマティックな作風が持ち味で、このアルバムに収録された作品のどれもが強烈な存在感を放ち、聴き手を魅了します。トラック3の「トッカータ」を弾くのはドイツで活躍するピアニスト津山治香。超絶技巧を駆使したメカニカルな作品を彼女は堂々と弾き切ります。(2018/08/24 発売)
レーベル名 | :Solo Musica |
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カタログ番号 | :SM290 |
レスピーギ(1879-1936)の「リュートのための古風な舞曲とアリア」の3つの組曲は、なんと言っても第3組曲の「シチリアーノ」が有名で、誰もが一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。タイトルに「リュートのための」とありますが、これは原曲が16世紀から17世紀のリュートのための曲であり、それをレスピーギが管弦楽曲として編曲したもので、彼らしい多彩な響きに満ちた興味深い曲となっています。「鳥」も同じく17世紀の曲を華やかな管弦楽曲に編曲したもので、極彩色の鳥たちが鳴き交わす様子が描かれた壮麗な作品になっています。この2つの組曲をSACDの高音質で収録した素晴らしい1枚です。(2016/02/24 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777233-2 |