ブリュッセル放送交響楽団
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ベリオのヴァイオリン協奏曲は、豊かな旋律美と感傷趣味、そして名人芸に支えられた典型的19世紀ヴィルトゥオーゾ型であったがゆえに、20世紀になって忘却されてしまいましたが、その価値が見直されてしかるべき存在です。オペラティックな歌心で満たされ、その点においてもパガニーニの後継者ともいえるでしょう。打楽器炸裂でやたら威勢のいい、ユニークなオーケストラ導入部を持つ「軍隊」は、スタッカートの多用や左手のピチカートの導入など、技巧面でもパガニーニの影響が顕著で、若きベリオの野心を感じさせます。またイ短調の第9番は期待通り感傷味たっぷりで、こちらもロマン派好きを泣かせてくれます。*8.220440の再発売品(2003/06/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555104 |