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アッカデミア・イ・フィラーモニチ

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    ヴィヴァルディ:協奏曲名曲集(トランペット/オーボエ/ヴァイオリン/チェロ/マンドリン)

    ヴィヴァルディの協奏曲全集という途方もない企画に取り組むナクソスですが、まずどれから聞くべきかわからない方、いつまでも「四季」ばかりではつまらないので先に進みたいという方に、この1枚をお薦め。どれも短い曲ばかりだし、2つのトランペットやマンドリンなど珍しいのも含め楽器編成も多種多様なので、飽きずに純粋に楽しんで聞けます。4分に満たない短いシンフォニアなどは、特にヴィヴァルディの旨味が凝縮された感じで最高。さて、貴方はもっとヴィヴァルディを聞きたくなったのではありませんか?(1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554040

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    ヴィヴァルディ:弦楽のための協奏曲集(アカデミア・イ・フィラルモニチ/マルティーニ)

    ヴィヴァルディの弦楽のための協奏曲は、大部分が実質上シンフォニアとも呼べる作品です。ただ、元来シンフォニアと呼ばれている楽曲よりも、多声的な作りをしていると考えられています。このアルバムに収められた10曲の協奏曲では、RV114の第3楽章とRV157第1楽章の2つのシャコンヌが光ります。特にRV157はなかなかに泣かせるコード進行をベースとした知られざる傑作でしょう。生涯に500曲以上の協奏曲を書き飛ばしただけに玉石混交は否めませんが、「玉」を拾い上げた喜びもまたひとしおのヴィヴァルディです。(1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.553742

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    ヴィヴァルディ:ドレスデン協奏曲集 1 (アカデミア・イ・フィラルモニチ/マルティーニ)

    ヨーロッパを股にかけて活躍したヴィヴァルディの、ドレスデンに手稿が保存されていた協奏曲を集めた1枚です。ドイツのヴァイオリニスト、ピゼンデルとの師弟及び友情関係の産物と言われます。そのせいか天才ヴィヴァルディの音楽は、ヴァイオリン独奏に高い要求をぶつけています。「ハ長調」や「ト長調」で短調に転じる第2楽章のソロのすすり泣き、「イ長調」冒頭の疾走する上昇音階と第2楽章の反復音が特徴的な伴奏の上に浮遊する歌など聞き所多数。(1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.553792

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    ヴィヴァルディ:ドレスデン協奏曲集 2 (アカデミア・イ・フィラルモニチ/マルティーニ)

    ドレスデン宮廷に仕えたヴァイオリン奏者ピゼンデルとの親交によってドレスデンに楽譜が保存された協奏曲の第2集、まずは「ポストホルン」を聞いてみましょう。両端楽章のオクターブの跳躍が忘れられない印象を与えてくれます。ヴィヴァルディの中でも元気が際立つ作品といえます。ホ長調のテンポや調性の変化もモダン、短調の協奏曲の楽想のかっこよさも相変わらずすぐれていて、いずれもヴァイオリンの高度な演奏技巧を楽しめる協奏曲に仕上がっています。(1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.553793

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    ヴィヴァルディ:ドレスデン協奏曲集 3 (アカデミア・イ・フィラルモニチ/マルティーニ)

    ドイツ・ドレスデンに手稿が残された協奏曲集、第3集もヴァイオリンがきらめきます。「ト短調」でいきなり独奏ヴァイオリンが活躍する冒頭には引き込まれます。すっきりさわやかな快速楽章もさることながら、ここでは緩やかな中間楽章に注目してみましょう。ヴァイオリンがオペラアリアの如く歌う曲あり、通奏低音だけだったり弦楽器だけだったりする多様な伴奏ありで、意外な楽しみを発見していただけるでしょう。各曲がすぐ終わってしまうので飽きがこないのも長所、いくつ聞いてもヴィヴァルディは最高です。(1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.553860

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    ヴィヴァルディ:ドレスデン協奏曲集 4 (アカデミア・イ・フィラルモニチ/マルティーニ)

    ヴィヴァルディとドレスデンのヴァイオリン奏者との交流が生んだヴァイオリン協奏曲群、まだ続きます。急緩急の構成はどれも同じで飽きそうなものですが、相変わらずどこをとっても爽快なこと極まりなし、これはもう驚きを通り越して呆れるしかないでしょう。ロ短調の両端楽章の主題など、分散和音やってるだけなのに何故か印象的。当盤の後半はたまたまニ長調が3曲続きますが、急速楽章が絶好調で最後まで耳が離せません。生演奏で協奏曲を7曲続けて演奏したがるソリストは想像できないので、CDだけの快楽がここにあります。(1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554310

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    ヴィオッティ:ヴァイオリン協奏曲第23番/協奏交響曲第1番、第2番(アカデミア・イ・フィラルモニチ/シシッロ)

    ヴィオッティは18世紀後半で最も人気のあったヴァイオリン奏者であり、類稀な野心を胸に激動の時代を生きた人物でした。協奏交響曲はともに2つのヴァイオリンと管弦楽のために書かれた作品で、彼が当時絶大な人気を得ていたパリでの流行りの音楽でした。マリー=アントワネットに仕えるなど王朝中枢に密着していたヴィオッティは、革命によってロンドンに逃亡します。ロンドンで積極的に活動を始めた彼が作った10曲の協奏曲の一つが第23番です。第22番ほど有名ではありませんが、充実した技法の明朗な作品です。(1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.553861

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    ヴェラチーニ:序曲と協奏曲集 1 (アカデミア・イ・フィラルモニチ/マルティーニ)

    「悪魔のトリル」で知られる名手タルティーニの技法を継承したとされるヴェラチーニの作品の中心はヴァイオリンソナタですが、イタリアのほかロンドン、ドレスデンでも活躍した彼の管弦楽法を知る上でも貴重な録音となるであろう。(1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.553412

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    ヴェラチーニ:序曲と協奏曲集 2 (アカデミア・イ・フィラルモニチ/マルティーニ)

    同時代の有名なタルティーニを再び学習に向かわせたほどのヴァイオリンの名手ヴェラチーニの管弦楽を伴う作品集、この第2弾では、まず「序曲」が注目されます。4楽章形式は明らかに後の交響曲の歴史へと繋がります。舞曲形式による楽章が続きますが、特に終楽章のリゴードンの楽しさは忘れられません。ヴィヴァルディやコレルリの系譜上にありながらも、彼の作品は「エキセントリック」と形容されますが、協奏曲などで技巧性が目立つだけではなく、確かに風変わりな楽想を随所に発見できます(遅い楽章が意外に面白い!)。(2000/01/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.553413