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ボーンマス交響楽団

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    ジャンニーニ:交響曲第4番/ピアノ協奏曲(イムラー/ボーンマス響/スポールディング)

    名前からわかる通り、イタリア系のアメリカ人作曲家であるジャンニーニは、まずヨーロッパでオペラ作曲家として名を挙げたのち、ニューヨークで作曲家、教師として活躍しました。彼はヨーロッパ音楽への永続的な愛を失うことなく常に「美しいものを探究し、聴き手とその瞬間を共有したい」という信念を持ち続けていました。ここで聴けるピアノ協奏曲(とりわけ第2楽章)でのロマンテイックさは、その思いが反映されたものでしょう。かたや強烈な響きを持つ交響曲は、彼のまた違った一面を垣間見せてくれるものです。(2009/03/25 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559352

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    W. シューマン:ヴァイオリン協奏曲/ニュー・イングランド三部作(クイント/ボーンマス響/セレブリエール)

    ニューヨークに生まれ、ジュリアード音楽院の校長も務めたウィリアム・シューマンの手による、演奏効果の高いヴァイオリン協奏曲の登場です。緻密に書き込まれたオーケストラパートと、全編がヴィルトゥオジックな技巧に彩られたソロパートが、室内楽的な細やかさで絡みあったり、思う存分にパワーを開放したりと、ドラマティックな展開が聴きものです。当盤がデビュー録音となる、シャープな切れ味とセンスを兼ね備えたクイントの独奏もご注目ください。また「ニュー・イングランド三部作」と「アメリカによる変奏曲」はより縁取りのハッキリした旋律的要素と、華麗なオーケストレーションが特色で、華麗なショーピースといった趣の小品です。(2001/07/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559083

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    シューマン/ブラームス:ヴァイオリン協奏曲集(カーラー/ボーンマス響/インキネン)

    この2曲の協奏曲、曲にも演奏にも派手さは全くありません。とにかく滋養に満ちた味わい豊かな音楽が詰まっています。心に直接語りかけてくるようなカーラーのヴァイオリンの音色をしっかりと暖かく受け止めるインキネンの指揮。とりわけシューマンでの渋い美しさは絶品です。もちろんブラームスも初めて聴くかの如く新鮮な印象です。(2008/11/12 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.570321

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    巡礼の行進 - アメリカ・クラシック音楽の先駆者たち

    多民族の移民国家であるアメリカのクラシック音楽は、当然のことながら様々な要素、すなわちロマン派や印象派といったヨーロッパのクラシック音楽に加え、ジャズやポピュラー音楽、あるいは黒人霊歌やラテン音楽の影響などが反映され、人種ならぬ音楽種の坩堝といった様相を呈しています。NAXOSのアメリカン・クラシックス・シリーズでは、そんなアメリカ音楽を多角的に取り上げてきましたが、その中からハイライトともいうべき楽曲を、なるべくバラエティーに富ませてピックアップしてみました。特に当シリーズが初めてという方には、結構意表を突く出会いがあるかもしれません!(2004/01/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559200

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    スヴェンセン:交響曲第1番/第2番(ボーンマス響/エンゲセト)

    同じノルウェーのグリーグあたりと相性の良さを自覚していて、民謡らしさや素朴な明るさのある音楽が好きな貴方なら、是非この交響曲をお試しください。最初の第一音から頬が緩みっぱなしになることでしょう。単純過ぎるといった批判もあるでしょうが、「自分だけの名曲」探しには最適の候補曲です。ここには欠点を補って余りある純粋さ、伸びやかさがあります。作曲者20代後半の「第1番」に圧倒されたグリーグが自身の交響曲を封印してしまった話からも、スヴェンセンの才能がわかります。当録音では20ビットテクノロジーを使用しています。(1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.553898

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    スタンフォード:合唱作品集(バッハ合唱団/ボーンマス響/ヒル)

    アイルランド、ダブリンに生まれ、幼い頃から優れた音楽教育を受けたスタンフォード(1852-1924)。父の「法律の専門家になってほしい」という希望に沿うことはなく、音楽の道を志し、トリニティ・カレッジのオルガニストに任命されます。その後、ライプツィヒに移りカール・ライネッケから作曲の指導を受け、彼が心魅かれていた合唱音楽を数多く書き始めます。その一つが、クロプシュトックによる「Die Auferstehung=復活」の短いカンタータで、ライネッケもその仕上がりに大層満足し「イギリスでの初演」を勧め、1875年に英語版での初演が行われました。マーラーが同じ詩に出会うのは1894年、ハンス・フォン・ビューローの葬儀の時であり、この作品は「復活交響曲」を完全に先取りしたものとして評価されることでしょう。1906年に完成された「スターバト・マーテル」は大規模な管弦楽と合唱、ソリストを要する作品で、劇的な描写はまるでオペラを思わせるほど。世紀末の退廃的な雰囲気を漂わせながらも、荘厳で颯爽とした佇まいが印象的な作品です。(2016/09/21 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573512

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    スタンフォード:交響曲第2番、第5番(ボーンマス響/ロイド-ジョーンズ)

    エルガー以前の英国の偉大なる2人の作曲家、パリーとスタンフォード(1852-1924)はまさに「英国近代音楽の父」。メンデルスゾーンやブラームスの影響を受けつつも英国の民謡や文学の香りを取り入れた独自の音楽を発展させたのです。スタンフォードの交響曲は全部で7曲ありますが、残念なことに第3番を除いては最近までほとんど忘れ去られていた存在と言っても過言ではありません。ここに収録された2曲の作品はどちらもテニスンとミルトンの詩の引用をともなうものでブックレットには原詩も掲載されています。(2008/01/16 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.570289

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    スタンフォード:交響曲第3番、第6番(ロイド=ジョーンズ)

    7曲もあるにもかかわらず「20世紀になった今では時代遅れの音楽だ」とされ忘れ去られてしまったスタンフォードの交響曲。しかし第3番だけはその素朴で物悲しいメロディと雰囲気が愛されたのかずっと演奏され続け、彼の代表作の一つとしても認知されています。しかし第6番は作曲されてからの80年の間にたった2回ほど公式に演奏されたのみ。何ともったいないことでしょう!!!美しいメロディとハーモニーに彩られた作品、これはブーム到来の予感です。(2008/07/16 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.570355

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    スタンフォード:交響曲集 4 - 交響曲第1番/クラリネット協奏曲(ボーンマス響/ロイド=ジョーンズ)

    イギリス近代音楽の礎を作ったスタンフォードの最初の交響曲です。1876年に着手されたこの曲、確かにベートーヴェンやシューマンなどドイツ系の音の構造も感じさせはしますが、根底に息づいているのは紛れもなくイギリスの音。とりわけゆったりとした第1楽章は、30年後のエルガーの作品を彷彿させもします。収録されているクラリネット協奏曲も優美の極み。フィンジだけが有名なのはもったいない話です。(2008/12/10 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.570356

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    スタンフォード:交響曲第4番、第7番(ボーンマス響/ロイド=ジョーンズ)

    ブラームスやシューマンの交響曲を愛して止まないというリスナーが、次に聴くべきレパートリーは、このスタンフォードのような音楽ではないでしょうか。彼の七つの交響曲はいずれも演奏時間が長い力作で、作曲時期を考えれば驚くほど古典的ですが、古臭い陳腐さを感じさせない、反復鑑賞に堪える音楽です。英国の作曲家ながら、正にドイツ・ロマン派の系譜にあり、次々と美しい主題が湧き上がる交響曲は、日本人の好みにもぴったり。ブラームス的な悲劇性がこだまする「第4番」。60歳目前に作曲され、独特の軽みが印象的な「第7番」。いずれも、聴くほどに味わいが深まる名品と言えるでしょう。ナクソスによるスタンフォード交響曲全集の第一弾です。(2007/07/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.570285