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ドイリー・カート・オペラ管弦楽団

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    サリヴァン:喜歌劇「イオランテ、または貴族と妖精」(ドイリー・カート・オペラ管/ゴッドフリー)(1951)

    ギルバート&サリヴァンの作詞作曲コンビによるオペレッタを1961年まで独占的に上演していたのが、ロンドンのドイリー・カート歌劇団です。《アイオランシ》も彼らによって1882年に初演されました。それから約70年後にデッカ・レーベルのモノラルLPに録音したのが、この演奏です。歌手も指揮者もこの歌劇団の舞台で実際に活躍した人ばかり、由緒正しき楽しい演奏の記録です。なお余白には、名指揮者マッケラス(1925年生)がサリヴァンのさまざまな作品から編曲したバレエ《パイナップル・ポール》の編曲者自らの指揮による録音が収められています。(山崎浩太郎)(2003/09/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110231-32

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    サリヴァン:喜歌劇「近衛騎兵隊、または従者とその女中」(1950)(ニュー・プロムナード管/ゴッドフリー)

    舞台はシェイクスピアの時代、無実の罪でロンドン塔に幽閉され、処刑を待つ身の貴族フェアファックス大佐。彼に恋した塔守の娘フェーベは、彼を救い出し思いを遂げようとします。いよいよ大佐の処刑まで残り時間1時間となったとき、周囲の画策で、旅回りの娘歌手エルシーと結婚させることを思いつきます。フェーベの機転もあって無事脱出に成功したフェアファックス大佐が、最後に選んだ相手とは・・・。ギルバート&サリヴァンの作品の中では、もっともシリアスで、ほろ苦ささえ感じさせる隠れた名作です。(2004/07/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110293-94

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    サリヴァン:喜歌劇「ゴンドラの漕ぎ手、またはバラタリアの王」(ニュー・プロムナード管/ゴッドフリー)(1950)

    ブロードウェイ・ミュージカルにも多大の影響を与えたロンドンの名コンビ、作詞ギルバートと作曲サリヴァン。かれらの共作による最後のヒット作が、1889年にドイリー・カート歌劇団によって初演された、この《ゴンドラの漕ぎ手》です。この録音はSPからLPに切り替わる時期の1950年に行なわれたもので、1927年の同じくドイリー・カート歌劇団による録音についで、2度めの全曲録音となるもの。イギリスではSP、電気、LP、ステレオと、ソフトや録音方式が切り替わるたびにギルバート&サリヴァン物が録音されてきたのです。(山崎浩太郎)(2002/09/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110209-10

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    サリヴァン:喜歌劇「戦艦ピナフォア」(1948)(グリーン/ランズ/オズボーン/ニュー・プロムナード管/ゴッドフリー)

    19世紀後半、興行師リチャード・ドイリー・カートは、ロンドンのサヴォイ劇場を本拠に、作詞家ギルバートと作曲家サリヴァンのコンビによるオペレッタを次々と上演、大当たりをとりました。1878年に初演された《軍艦ピナフォア》はこのコンビによる傑作群の最初期のひとつです。リチャードの死後もかれの名を冠した歌劇団は、このコンビの作品の著作権を1950年代まで独占、その後も上演を続けています。かれらによる《軍艦ピナフォア》はこの48年録音ですでに3回目となっていました。なお原題の「H.M.S.」とは、イギリスの軍艦につけられるものです。(山崎浩太郎)(2001/11/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110175

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    サリヴァン:喜歌劇「乳しぼり女ペーシェンス」(ドイリー・カート・オペラ管/ゴッドフリー)(1951)

    脚本家ギルバートと作曲家サリヴァンの名コンビを起用して喜歌劇《軍艦ピナフォア》と《ペンザンスの海賊》の大ヒットを生んだ興行師ドイリー・カートは、1881年にロンドンのストランドにサヴォイ劇場を建て、ここを新たな活動の本拠地としました。世界で最初の全館電気照明による、豪華な劇場でした。ギルバート&サリヴァンの喜歌劇を「サヴォイ・オペラ」と通称するのは、この劇場の名前に由来します。《ペーシェンス》はこの劇場のこけら落しに上演されたもので、当時イギリスで流行していた審美主義への風刺をこめた作品です。(山崎浩太郎)(2003/11/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110233

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    サリヴァン:喜歌劇「ラディゴアー、または魔女の呪」(1950)(ドイリー・カート・オペラ管/ゴッドフリー)

    日本人に最も馴染みのある「ミカド」が世に出てから2年後、ギルバート&サリヴァンは、「魔女の呪によって日に一度罪を犯さなければ死ぬ」というラディゴアー城に住まう准男爵を中心に織り成す、怪奇オペレッタを作りました。ギルバートはこのオペレッタを、「英国衛氏」「ユートピア国株式会社」とならびもっとも気に入った作品と考えていました。「罪を犯すべき存在」たる人間の象徴であるかのような准男爵が、その補償のために罪以上の善行をせっせと施し、一方で「善良」であるはずの周囲の人々は、あだな恋に身をやつすあたりは、軽妙な音楽に反して、強烈な風刺として聴衆に映ることでしょう。(2005/01/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110295