アイスランド交響楽団
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(2010/06/16 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557953-54 |
70年の歴史を持つアイスランド交響楽団による、アイスランドの近代作曲家たちの作品集。プロジェクトの最後を飾るこの第3弾には、指揮者ビャルナソン自身のヴァイオリン協奏曲を含む5人の作曲家の作品が収録されています。ダニエル・ビャルナソンは2015年から2018年までオーケストラのアーティスト・イン・レジデンスを務めた後、2019年には首席客演指揮者に任命され、2021年8月からはアーティスト・イン・アソシエーションの地位に就くことで、更にオーケストラとの関係を深めています。このヴァイオリン協奏曲はハリウッド・ボウルで2017年に初演を飾り、以降、優れた作品として高く評価されています。若き女性作曲家ヴェロニク・ヴァカの「Lendh」は2020年アイスランド音楽賞にノミネートされた注目作。トウマソンの「第七の天国にて」はハルパ・コンサート・ホールのオープニング記念の作品。ハープの音色が効果的に用いられています。ヨンスドッティルの「フラッター」はオリヴィエ・メシアンの生誕100周年を記念する作品。鳥の声、コオロギ、バッタの鳴き声が楽器によって模倣されています。ヨハンソンはアイスランドで最初に十二音音楽を書いた作曲家の一人ですが、この「アダージョ」では調性感のある美しい旋律が用いられています。(2021/09/10 発売)
レーベル名 | :Sono Luminus |
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カタログ番号 | :DSL-92243 |
隠れた定番!?というべきか、男女の愛をインスピレーションの源とした音楽は、さまざまな作曲家によって手がけられています。まだまだ知名度の低い作曲家ではありますが、当盤収録のアルヴェーンの交響曲第4番は、そういった作品の中でも、最も注目すべきものの一つといえましょう。というのも、何とソプラノとテノールのヴォカリーズを導入しているからです。第1楽章では別々に登場した両パートは、第3楽章では絡み合いながら、濃密な愛の歌を聴かせてくれます。併録の「祝典序曲」も、オーケストレーションの達人であったアルヴェーンの見事な手腕を示す佳作で、なかなかキャッチーな主題と壮大な盛り上がりで楽しませてくれます。(2005/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557284 |
2024年にジーメンス音楽財団の作曲賞を受賞したバラ・ギスラドッティルはアイスランド出身。影響を受けた音楽としてデスメタル、テクノ、シェルシ、ペンデレツキを挙げています。ここでは、彼女自身がソロを弾くコントラバス協奏曲の「Hringla」、村上春樹の『アンダーグラウンド』英訳版からインスパイアされたという「VAPE」、ラテン語のCORからイメージされる心と肉体と合唱のイメージをオーケストラでコラージュしたと語る「COR」を収録。時として不気味に響く原始的なサウンドが印象に残ります。ブックレットは80ページのハードカバー仕様という豪華なもの。(2024/06/28 発売)
レーベル名 | :Dacapo |
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カタログ番号 | :8.224759 |
ナクソスはシベリウスの交響曲新全集を当盤で開始します。既に他レーベルからの北欧物の目覚しい演奏で評判をとっている、作曲者と同じフィンランドの指揮者とアイスランドのオーケストラの名コンビを起用しました。シベリウスは初めてという方にも安心してお薦めできる共感熱い演奏です。第1番は、作曲当時ロシアの圧政下にあったフィンランド人の共感を獲得、作曲者の名声も確立された文句無しの名曲です。第3番は、40歳にして早くも田舎に隠遁してしまった作曲者の心の襞がわかるような第2楽章の素敵な旋律が特に魅力。1+3の組み合わせ盤は稀少です。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554102 |
シベリウス・マニアからビギナーにまで幅広い支持を受ける交響曲第2番ですが、その清々しさと雄大さには何度聴いても心洗われるものがあります。彼の作品としては伸びやかな明るさがかなり目立ちますが、そこにほどよく織り込まれた涼しげな哀感がもたらす独特の「ヒンヤリ感」は、本当に素晴らしいものです。晩年の作の「テンペスト」(もちろんシェイクスピアの同名戯曲によるもの)は晦渋さも目立ちますが、その一方で付随音楽であるという性質上、親しみやすい描写性も持っています。特に「嵐」に聴く暗澹たる雰囲気の演出効果にはちょっとオドロキです。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554266 |
神々しいまでに悠々たる壮大なスケール感、そして澄み切った叙情性が魅力のシベリウスの交響曲2曲ですが、第4、5番がそれぞれに対照的な側面ものぞかせてくれています。第4番では全般的に寂寥感、あるいは凛とした峻厳さを印象づけられる場面が多く、いざというとき以外はオーケストラの響きもかなり抑制気味で、どちらかといえばツウ好みの緊張感が魅力といえるでしょう。一方第5番からは、より明るく力強いエネルギーが感じられ、「フィンランディア」等から入ったばかりのシベリウス・ビギナーが、よりハマっていくのには最適かもしれません。特に第3楽章に登場する金管の繰り返し音型の雄大さには心を洗われるようです。(2000/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554377 |
シベリウスが晩年、20年ほどの余生を残しながらも作曲の筆を折る僅か前に作曲された、最後の作品群からなるこの1枚、寒く厳しい北欧の自然を思わせるような澄み切った抒情が徹頭徹尾貫きとおされており、目を閉じて聴いていると日常的な雑事から離れ、崇高な別世界に連れ去られるかのような気がするほどです。特に彼の最後の交響曲である第7番は至高の傑作ともいうべき作品で、夜明けを思わせるような神秘的な開始部から、山あり谷ありの様々なドラマとクライマックスを経て、雄大に落ち着いた味わいで全曲を締めくくる終結部まで、単一楽章の中に濃密な音楽が凝縮されています。決して親しみ易くはありませんが、聴けば聴くほど味わい深い音楽です。(2001/01/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554387 |
力感と寂寥感の双方に秀でた、シベリウスの豪華オーケストラ名曲詰め合わせです。まず「力系」では、フィンランド独立の象徴たる「フィンランディア」が圧倒的です。凄まじいまでの弦の力奏、管の咆哮、打の乱打にみなぎる愛国心パワーには、いつ聴いても魂を鼓舞されるようなものがあります。一方の「寂寥系」の代表格としては、「トゥオネラの白鳥」を挙げることができるでしょう。物憂い旋律が弦楽器、独奏イングリッシュ・ホルン、独奏チェロで切々と歌われますが、そのほの暗さを伴った透明な叙情には感動を禁じえません。その他どの曲も共感に溢れる「熱いながらも涼しい」演奏でお楽しみ下さい。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554265 |
シベリウスはその創作の生涯を通して交響詩を作曲し続けましたが、エネルギッシュな最初期の成功作「エン・サガ」から、幽玄を極めた最後の交響詩「タピオラ」までをこのように通観すると、その作風の変遷を一望するかのような感があります。そこにはいつも、森や海といった北欧の自然、そして伝説が渾然一体となったような神秘的な雰囲気がありますが、年輪を加えるに従って、技法が円熟していくとともに、俗世を超越していくかの如く深遠になっていくのを、感得できる一枚となっています。演奏機会が少ない曲から多い曲まで含まれていますので、シベリウスマニアからビギナーにまで、広くおススメいたします。(2003/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555299 |