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アイルランド国立交響楽団

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    マクダウェル:ピアノ協奏曲 第1番、第2番/魔女の踊り(プルツマン/アイルランド国立響/フェイゲン)

    華やかなピアノ技巧、爽やかな詩情、そして哀愁味を巧みにブレンドしたマクダウェルのピアノ協奏曲は、ロマン派大好き、ピアノ大好き人間にとってはたまらない魅力を持っています。後期ロマン派のドロドロ路線の手前に位置し、ピアノ技巧も華麗ではあるものの凝り過ぎてはいないといった点で、グリーグやサン=サーンスのピアノ協奏曲に近いものがあるといってよいでしょう。特にイ短調で巨匠・リストに認められるという、グリーグのピアノ協奏曲と共通の調性とエピソードを持つ第1番は、かなり似ているといっても過言ではなく、そっくりポイント探しをしても面白いかもしれません。なお独奏者プルッツマンの鮮やかな指捌きにも要注目!です。(2001/01/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559049

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    メンデルスゾーン:交響曲第1番、第5番「宗教改革」(アイルランド国立響/ザイフリート)

    (1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.550957

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    メンデルスゾーン:交響曲第2番「賛歌」(RTEフィルハーモニー合唱団/アイルランド国立響/ザイフリート)

    残念ながら今一つ演奏の機会に恵まれていませんが、メンデルスゾーンの交響曲第2番「讃歌」は、彼自身が歴史的蘇演者として知られるバッハの「マタイ受難曲」や、ベートーヴェンやマーラーの声楽付き交響曲といった声楽付き器楽曲の華麗な系譜に連なる隠れた名作です。全曲を支配する気恥ずかしいくらいに明るくポジティヴな雰囲気と、満ち溢れる神への讃美が一大特色で、あえていうならばその素直過ぎるところが面白さであると同時に弱点かもしれませんが、特に合唱・オルガン・金管・ティンパニが大活躍する力強い全奏場面((4)(9)(12)等)や、人声という楽器の豊かな表現力をまざまざと感じさせられるコラール(10)の壮大さは圧巻の一言です。(2001/09/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.553522

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    メンデルスゾーン:交響曲第3番「スコットランド」、第4番「イタリア」(アイルランド国立響/ザイフリート)

    交響曲第3番は、若い頃のスコットランド訪問が作曲の出発点ですが、完成はメンデルスゾーンの5曲の交響曲中最後となりました。そのため作曲技法上の高い完成度と詩情が絶妙にブレンドされた傑作に仕上がっています。冒頭の幻想的美しさから聞き手の心を離しません。死後に出版された第4番は、文豪ゲーテに影響されたイタリア訪問の印象をもとにしています。強烈なリズムが特徴の冒頭から、サルタレッロの陽気な終曲まで、元気がでる音楽として最高の交響曲です。(1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.553200

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    諸井三郎:こどものための小交響曲 変ロ調 Op. 24/交響的二楽章 Op. 22/交響曲第3番 Op. 25 (アイルランド国立響/湯浅卓雄)

    諸井三郎は独学で作曲を修めた後にベルリンへ留学、ドイツ音楽の技術と精神を学び正統的大作を残しました。その後の日本人作曲家が歩む道を方向づけた偉大な先人なのです。世界初録音となる当盤の収録曲全てが、第二次世界大戦中の作品であることにご注目ください。創作の頂点と言える「交響曲第3番」は大戦末期の作。内容は時代状況と無縁では当然ありえず、とりわけ死をテーマとする第3楽章は、音楽を愛する日本人なら聴いていかねばならない作品と言えるでしょう。「こどものための小交響曲」は、子供というよりむしろ大人の鑑賞に向く真摯さが滲み出ています。「交響的二楽章」の後半の高揚も聴き逃せません。(2004/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557162

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    ラフマニノフ:幻想曲「岩」/合唱交響曲「鐘」(アイルランド国立響/アニシモフ)

    19世紀ロマン派の残滓にして、いずれ廃れるとまで言われたこともあるラフマニノフの作品ですが、21世紀になった今日において、彼の音楽に聴く切々たるロシア情緒、そして最高度に洗練された作曲技法はますます高く評価され、もはや作曲家ラフマニノフがピアニストとしての彼の名声すら覆わんばかりです。本盤収録の「鐘」(エドガー・アラン・ポーの詩に基づいています)は、オーケストラに加え3人の独唱者と合唱を駆使した大作で、まさに入魂の出来映え、あるときは暗く陰鬱に、あるときは甘くセンチメンタルに、またあるときは神秘的にと、実に様々な表情を人声という強力な武器を使い描き上げていきます。(2001/09/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.550805

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    ラフマニノフ:交響曲第1番ニ短調 Op. 13/ジプシーの主題による奇想曲 Op. 12 (アイルランド国立響/アニシモフ)

    ラフマニノフを好きになってきた貴方にお薦めの好アイテムです。交響曲第1番は、指揮のグラズノフが酔っ払っていたという曰く付きの初演が悲惨な失敗に終わったため、再評価に時間がかかってしまいました。確かに構成感に問題があるものの、お得意の美しく息の長いメロディーや、終楽章の脇目も振らぬ猪突猛進ぶりなど、若きラフマニノフの快進撃を存分に楽しめます。この青春の交響曲に、ナクソスは録音が稀少の初期作品「奇想曲」を並録しました。リムスキー=コルサコフばりの色彩的管弦楽曲で、コーダの爆発などは聴き逃せません。(1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.550806

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    ラフマニノフ:交響曲第2番ホ短調 Op. 27 (アイルランド国立響/アニシモフ)

    憂愁の色の濃いスラブ情緒と甘く切ないロマンティシズムをたっぷり詰め込んだ、ラフマニノフ最高傑作の一つがこの第2交響曲です。演奏時間1時間弱の大作で、冗長と批判されることもありますが、それがいったいなんだというのでしょう! こんなに美しい音楽は2時間でも3時間でも聴いていたいものです!! 特に白眉となるのは第3楽章で、クラリネットで奏される主旋律は身も蕩けるほどの甘美さ、音楽史上でのこの楽器の最も素晴らしい用例の一つといっても過言ではありません。もちろんその他の楽章も充実を極めており、ラフマニノフのメロディーメーカーとしての資質はピアノ独奏曲よりも、むしろこういった分野で満開になっているともいえるでしょう。(2001/06/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554230

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    ラフマニノフ:交響曲第3番イ短調 Op. 44/メロディー/道化役者(アイルランド国立響/アニシモフ)

    ラフマニノフは、ロシア革命後にアメリカに亡命します。しかし、愛するロシアの大地を離れた後、彼の作曲量は激減します。そんな人生の最後の30年間に作られた数少ない作品の中で、交響曲第3番は屈指の傑作と言える存在です。深い憂愁を秘めたスラブ的叙情が全体を支配し、枯淡の境地すら思わる・・・ロマン派最後の巨人の晩年を物語る内容と言えるでしょう。余白に収められた「メロディー」と「道化役者」は、元来ピアノ独奏曲として書かれた作品を、作曲者自身が管弦楽用に編曲した比較的珍しいものです。(1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.550808

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    ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番/交響詩「ロステイスラフ公」(グレムザー/アイルランド国立響/マクシミウク)

    (1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.550666