タンペレ・フィルハーモニー管弦楽団
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レーガー35歳頃の作品ですが、極めて円熟の風格を持つ協奏曲です。フランスのヴァイオリニスト、アンリ・マルトーのために書かれており、レーガー自身も友人に宛てた手紙の中で「この作品はベートーヴェンやブラームスの足跡を辿ると確信している」と述べるほど、その仕上がりに絶大なる自信を持っていたようです。確かに調性感が若干曖昧な上、“泣かせるメロディ”があるわけではないのですが、全体からにじみ出てくるような情感や、オルガンの大家らしい重厚な和声は、繰り返し聴けば聴くほどに心惹かれる「大人のための音楽」であることは間違いありません。添えられているシャコンヌも冴えた筆致が光る見事な作品です。現代的なスマートさを持ち味とするヴァイオリニスト、シュミットが、ここではじっくりと腰を据えた味わい深い音を奏でています。 ( 発売)
レーベル名 | :Ondine |
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カタログ番号 | :ODE1203-2 |
1 ( 発売)
レーベル名 | : |
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カタログ番号 | :2012.12.19 |