ライスキン, ダニエル(1970-)
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(2013/04/24 発売)
レーベル名 | :TwoPianists |
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カタログ番号 | :TP1039237 |
デンマークの作曲家、ルイ・グラス(1864-1936)はニルセンと同じくニルス・ゲーゼに師事しましたが、留学先のブリュッセル音楽院でブルックナーの音楽に夢中になったことで、他の北欧の作曲家とは一線を画した作風を確立しました。彼は素晴らしいコンサートピアニストでしたが、片腕の麻痺により引退を余儀なくされ、その後は作曲家として数多くの作品を残しています。ブルックナーの他にもシューマンやフランクからも強い影響を受けた彼の作品は、とても色彩的であり、全てに渡って重厚な響きが横溢しています。確かに交響曲第3番の冒頭、ホルンの響きはまるでブルックナーそのものですが、曲が進むにつれ、なかなか面白い様相を呈してきますからご期待ください。後期ロマン派の音楽が好きな人だったら、必ずお気に入りに登録間違いなしの音楽です。(2014/10/22 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777525-2 |
ニールセンと同じ時代に活躍したデンマークの作曲家、ルイ・グラス。しかし彼の音楽の源は北欧ではなく、留学先のブリュッセルで影響を受けたフランクとブルックナーでした。それゆえか、その作品も極めて重厚な響きを駆使したドイツ的な雰囲気を持つことで知られています。/スヴァスティカとは日本語で「吉祥=めでたい兆し」といった意味を持つサンスクリット語。「卍」の意味もあり、第二次世界大戦中は、この形を裏焼きしたものがナチス・ドイツの旗印として使われていました。良い意味でも悪い意味でも「象徴」であり、太陽や宇宙を顕すものでもあります。この言葉をタイトルにしているルイ・グラスの交響曲第5番は、やはり彼が影響を受けたとされる神智学の思想に基づいており、宇宙から世界を俯瞰するかのような粛々とした雰囲気に満ちています。「幻想曲」も同じく神智学の教えに基づいており、流麗でありながら、自身の内面を深く見つめるかのような神秘性を持った美しい曲です。(2017/09/29 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777494-2 |
ダニエル・ライスキンとライン州立フィルハーモニー管弦楽団によるルイ・グラスの交響曲集。第3弾は演奏時間に約1時間を要する大規模な交響曲第4番の登場です。ルイ・グラスはニールセンと同じ時代に活躍したデンマークの作曲家ですが、彼の創作の源泉は留学先のブリュッセルで影響を受けたフランクとブルックナーでした。この作品は1905年に構想され、完成したのが1908年のこと。3管編成に6本のホルンを擁する、彼の交響曲の中でも最も強力な管楽器セクションを有しており、また以前の3つの交響曲よりも厳格な構成によって書かれており、それまでの彼の特質でもあった牧歌的な雰囲気はありません。1911年にコペンハーゲンで初演され、すぐに注目を集め同地で何度も演奏された他、サンクトペテルブルク、オスロ、ストックホルムでも相次いで演奏、そして1930年にはワルシャワ、作曲家の死後の1936年には更に3回演奏された記録があります。その後は残念なことに公開演奏が行われることはありませんでしたが、彼はこの作品で同時代デンマークにおける最も重要な交響曲作曲家としての地位を固めることとなりました。(2022/12/23 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777898-2 |
ドヴォルザークのチェロ協奏曲と言えば、誰もが思い浮かべるのが、あの泣きたくなるほどに美しいロ短調(Op.104)の憂愁に満ちたメロディでしょう。しかし、ここに収録されているのは、彼の習作時代である1865年に書かれたイ長調のものです。この作品は作曲家、およびチェリストであるルートヴィヒ・ペールのために書かれたもので、ペールの遺品の中からスコアが見つかり、大英博物館へ売却されました。管弦楽部分はピアノ譜のみが残存、1929年のドヴォルザーク没後25周年の時にようやく初演されたのです。その後、1977年になってJ.ブルクハウゼルがオーケストレーションを施しています。若きドヴォルザークの才気と豊かな音楽性を存分に味わうことのできる隠れた名作です。チェロのヤーフェは、アシュケナージも絶賛する名手です。(2010/05/19 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777461-2 |
名ヴァイオリニスト、ヴァイトハースが演奏するハチャトゥリアンのヴァイオリンとオーケストラのための曲を収録した1枚。1940年に作曲されたヴァイオリン協奏曲は、民謡の旋律を多用した華やかな作品。ハチャトゥリアンの全作品の中でもとりわけ人気が高く、ランパル編曲によるフルート版も良く演奏される名曲です。かたや1962年に書かれた「ヴァイオリンと管弦楽のためのコンチェルト・ラプソディ」は、1960年代当時のハチャトゥリアンが模索していた実験的な作品で、後に同じ形式でチェロ、ピアノのためのラプソディが書かれています。アルメニア民謡に由来する旋律、音階が多用された神秘的なハーモニーを持ち、演奏者にも高度な技術を要求する華麗、かつ個性的な作品です。ライスキンが指揮するライン州立フィルハーモニー管弦楽団のバックで民族色たっぷりの色彩豊かな音楽を満喫できます。(2019/11/22 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555093-2 |
グルジアで生まれモスクワで音楽を学んだハチャトゥリアン。1948年にショスタコーヴィチら同時代のソ連の作曲家たちと同じく「ジダーノフ批判(当時の前衛音楽を批判)」の対象になったものの、1959年に名誉回復、その後は“名声が確立された音楽家”としてソ連内外で広く活躍しました。このアルバムに収録されている2曲のうち、1946年に書かれた「チェロ協奏曲」は第二次世界大戦終戦直後の作品。ハチャトゥリアン自身チェロを学んでいたこともあり、チェロの華やかな見せ場が存分に盛り込まれた重厚な曲調が魅力です。17年後に書かれた「チェロと管弦楽のためのコンチェルト・ラプソディー」はロストロポーヴィチに献呈された“名誉回復”後の作品。彼の持ち味であるエスニックな旋律が至るところに用いられており、映画音楽のような壮麗な響きのオーケストラをバックにチェロが朗々と歌うという聴き応えたっぷりの作品です。スウェーデン出身の個性派チェリスト、テデーンのソロでお楽しみください。(2019/03/15 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555007-2 |
20世紀アルメニアを代表する作曲家ハチャトゥリアンの協奏曲と言えば、豊かなオーケストラの響きと刺激的なリズムに彩られたヴァイオリン協奏曲が良く知られています。他には彼が最初に名声を博した1940年の「ピアノ協奏曲 変ニ長調」と1946年に作曲された「チェロ協奏曲」がありますが、他にも協奏的作品としてヴァイオリン、チェロ、ピアノのための「コンチェルト・ラプソディ」もありこれらは全て1962年から1968年のハチャトゥリアン晩年に作曲されています。このシリーズでは2曲ずつを併せて収録し、その作風の違いとユニークな出来栄えを堪能できるようになっています。(2018/05/25 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777918-2 |
後世の作曲家たちの編曲したブラームスの作品を2曲。シェーンベルクによる「ピアノ四重奏曲」の管弦楽版はしばしば耳にする機会もあるのですが、ベリオによる「クラリネット・ソナタ」はあまり演奏されることもありません。ぎっちりと濃縮された語法によるブラームスの室内作品が、大きな枠へと放射される際に発せられるエネルギーの凄まじさを感じていただけると思います。(2008/09/10 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777356-2 |