シュテック, アントン
Search results:6 件 見つかりました。
ヨハン・クリストフ・シュミットは、ザクセン州に生まれ、早くから音楽に親しみ、12歳で選帝侯ヨハン・ゲオルク2世の宮廷音楽家として仕えた後、ライプツィヒ大学に入学。その後ドレスデン礼拝堂での指導者として活動を開始するとともに第二宮廷オルガニストに昇進、1693年にはイタリアへの研修のために奨学金を受けました。1697年にはポーランド王室宮廷音楽家としてワルシャワに赴任。同時にドレスデン宮廷楽団の指揮者としても活躍、とりわけ特にプロテスタント教会音楽の伝統を守りました。彼はアウガスト2世(強王)の支配下で宮廷楽団を発展させ、宗教儀式や演劇、バレエの音楽を担当。彼の尽力で、ドレスデン宮廷楽団は当時最も近代的で優れたオーケストラとして名声を得ました。そして1714年にアウグスト王のヴェルサイユ旅行に随行。ルイ14世の宮廷音楽を直接体験した以降の作品はフランスやイタリアの音楽スタイルが融合したものとなりました。しかし彼の作品の多くは1760年の火災によって失われてしまいました。シュミットの「管弦楽組曲(序曲付きの組曲)」は、17世紀から18世紀初頭の行事の際に演奏されたもので、フランスやイタリアの音楽スタイルを融合させた作品。この時期の宮廷アンサンブルの編成やレパートリーの新しい方向性が反映されています。特に、組曲第3番では2組の器楽パートによる競演が繰り広げられるなど、シュミットの新しいアプローチを示唆しています。(2025/01/10 発売)
レーベル名 | :CPO |
---|---|
カタログ番号 | :555640-2 |
ベートーヴェンの弟子であり、回想録を出版した事でも知られるフェルディナンド・リースによるただ一つのヴァイオリン協奏曲を含む作品集です。リースの父フランツ・アントンは高名なヴァイオリニストで、実はベートーヴェンは父リースからヴァイオリンの指導を受けていたのですから、やはり彼とベートーヴェンの関係はただならぬものだったに違いありません。作品は古典派からロマン派への移り変わりの時期に書かれたものらしく、熟成した語法が光る名作となっています。2つのホルンのための協奏曲もインスピレーション豊かな曲です。オペラからの2つの作品も、渋さの中にきらりと光るものがあるステキなメロディーに満ちています。(2009/09/16 発売)
レーベル名 | :CPO |
---|---|
カタログ番号 | :777353-2 |