リュウ・ジャナン
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早すぎる晩年に近づきつつあったシューマンは、1849年頃から室内楽作品に力を入れました。もともとクラリネット のために書かれた「幻想小曲集」や「おとぎの絵本」では、憂鬱な雰囲気の中に抒情があふれます。後にクララも同名の曲を書いた「ロマンス」は、夫妻の音楽的対話と言えるでしょう。1853年の「ヴァイオリン・ソナタ第3番」は日々揺れ動く精神状態を抱えながら、革新的な作風を探求していたシューマンの創作意欲が反映された曲。クララ・シューマン は出来栄えに満足せず出版を躊躇、1956年になってようやく初出版されたという曰くつきの作品ですが、晩年のシューマンならではの即興的で複雑なフレーズが印象的な力作です。 (2020/11/27 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.579067 |