バローグ, ヨージェフ
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この一枚では、管楽器の大活躍する3曲に注目してみましょう。まずはヴィヴァルディのオーボエ協奏曲です。単純ながらもオーボエ独特の音色を生かし切った哀切な歌には、感動的なものがあります。対照的にホンワカ路線では、モーツァルトがセレナードで見せる天才ぶりが光ります。多種多様な音色を持つ楽器が何と巧みに組み合わされ、温かく楽しい音楽を紡ぎ出してることでしょうか。そしてトドメがこれまた泣きの入ったブラームスのクラリネット五重奏曲です。晩年の彼らしい渋さを基調としながらも、いかにもロマン派らしい感情の高まりをみせ、聴くものの胸に迫ります。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.556615 |
メンデルスゾーンの協奏曲といえば、あのヴァイオリン協奏曲だけが突出して有名ですが、ピアノ協奏曲はそれに負けず劣らず作曲者の育ちの良さを感じさせる、爽やかで美しい音楽です。特に後半でピアノが高音域で煌めくようなパッセージを出すあたりは、ほとんど夢心地の美しさです。爽やか路線で行けばもう一つ、グリーグの「晩春」もまた絶美の名作です。弦楽器でちょっと長めの旋律を、趣きを変えて二回繰り返すだけの曲ですが、明と暗のバランスが絶妙で、この切なさは一度聴いたならば、いつまでも貴方の耳を離れないことでしょう。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.556613 |