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クリーゲル, マリア(1952-)

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    ドホナーニ:チェロのためのコンツェルトシュテック/チェロ・ソナタ/ハンガリー牧歌(クリーゲル/ニコラウス・エステルハージ・シンフォニア/ハラース)

    Naxosの看板チェリスト・クリーゲルがまたもやってくれました! ドホナーニの知られざる傑作を極上の演奏でお届けします。コンツェルトシュテュックは、何個所かの劇的な部分を除けば、楽曲の大半がパストラール調のゆったりとしたテンポで進行しますが、和声展開の絶妙さとチェロの中音域を伸びやかに活用した温かい歌は、下手なヒーリング系音楽など足元に及ばない、充実した安らぎを提供してくれます。もう一方の大曲チェロ・ソナタは(ピアノパートも含めて)、より名人芸的な面白さと劇的な迫力が前面に出ていますが、こちらもいつも通り素晴らしいヤンドーの指捌きを含めて、聴きごたえ十分です。(1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554468

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    ハイドン:チェロ協奏曲第1番、第2番、第4番(クリーゲル/ケルン室内管/ミュラー=ブリュール)

    古今の名作の中でも「ザ・チェロ・コンチェルト」の位置を不動のものとするハイドンの「ニ長調」(1~3)が登場、しかも独奏はナクソスが誇る実力派女性チェリスト、クリーゲルです。聴き馴れた名曲ですが、朗々たる美音で歌いあげるその演奏は、新たな感動をもたらしてくれます。楽譜紛失と思われていた「ハ長調」は20世紀も後半、61年に発掘されました。現在ではチェロのレパートリーの中核として愛好されています。もう一つの「ニ長調」(4~6)は、存在すら余り知られておらず、録音も僅少。しかし聴き応えの方は十分。ハイドンのファンなら必携の一枚と言えるでしょう。(2001/11/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.555041

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    J.S. バッハ:無伴奏チェロ組曲 BWV 1007-1012 (クリーゲル)

    バッハの無伴奏チェロ組曲は、この楽器の近代的な有り様を最初に提示した楽曲であるにもかかわらず、同時に実はほとんど終着点ともいえる内容となっているのは、驚くべきことでしょう。各曲は当時の標準的な組曲の形式、すなわち前奏曲と引き続く舞曲群という体裁をとっており、それが楽曲の基本的性格を定めていますが、その雄大な音の流れは、もう実用的な「踊り」を遥かに超越した、生命の躍動そのものを感じさせてくれるかのようです。NAXOSの看板チェリスト、クリーゲルが満を持して、この「チェリストの聖典」ともいうべき曲集に挑み、スケールの大きい名演を聴かせてくれます。(2005/04/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557280-81

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    フォーレ:チェロ・ソナタ第1番、第2番/エレジー/ロマンス(クリーゲル)

    フォーレ晩年特有の「あまりにも達観した」作風のためか他の作品に比べて少々人気の落ちる感のある2曲のチェロ・ソナタ。確かにヴァイオリン・ソナタや「夢のあとに」などに比べると口ずさめるメロディは少ないかもしれませんが、じっくり腰を据えて聴くならば、深く心に染入る入る音楽だということがおわかりいただけると思います。有名な「シチリアーナ」はこちらが原曲。後にペレアスとメリザンドに転用されました。(2008/07/16 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557889

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    ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲イ短調/シューマン:チェロ協奏曲イ短調(クリーゲル/アイルランド国立響/コンスタンティン)

    (1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.550938

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    ブラームス:チェロ・ソナタ Op. 38, 78, 99 (クリーゲル/メルシャー)

    (1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.550656

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    ベートーヴェン:三重協奏曲/ピアノ協奏曲 ニ長調 Op. 61a (ヤンドー/ドン=スク・カン/クリーゲル/ニコラウス・エステルハージ・シンフォニア/ドラホシュ)

    ニ長調のピアノ協奏曲は問答無用の名曲・ヴァイオリン協奏曲のピアノ版です。あれほどヴァイオリンらしさが横溢した曲なのに、あら不思議、ピアノならではの面白さもちゃんと感じさせてくれます。さらに半音階くねりまくり、異例のティンパニ付き(叩きまくり!)カデンツァも「怪作度」高しの要チェックです。三重協奏曲はソロ三者によるバトル・ロイヤルが豪華ですが、とりわけチェロの大活躍が光ります。天馬が空を翔るがごとく伸びやかな歌と名人芸を聴いていると、ベートーヴェンが独立したチェロ協奏曲を残さなかったのは、まったくもって不思議と思わざるをえません。(1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554288

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    ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第1番、第2番/7つの変奏曲(クリーゲル/ティシュマン)

    今や録音したチェロ作品の数が最も多いチェリストの一人の座を確固たるものとしたクリーゲル。量だけでなく、どの演奏も高水準を維持、さすがはロストロポーヴィチやシュタルケルに認められた才能です。その彼女が10代後半に既に手を染めながらも本格的に取り組むのは時期尚早と考え、自ら機が熟すのを待ったのがベートーヴェンのチェロ作品。聴き慣れた作品ですが、奏者の気迫や音楽する喜びが伝わり、新鮮な感動があります。ホルン・ソナタのチェロ用編曲版など、曲目の網羅ぶりも嬉しいシリーズです。ピアニストの豊かな音楽性もお聴き逃しなきよう。(2002/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.555785

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    ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第3番 イ長調 Op. 69/チェロ・ソナタ 変ホ長調 Op. 64 (クリーゲル/ティシュマン)

    ベートーヴェンのオリジナルのチェロ・ソナタ中、最も輝かしい力感にあふれ、恐らく演奏機会にも恵まれているのが、第3番イ長調です。チェロはもはや助奏という立場ではなく、低音域から高音域までを自在に動き回り、ピアノと対等に闊達に音楽を主張しており、ヴァイオリンの「クロイツェル・ソナタ」と好一対の力作といえましょう。そして一層親しみやすいのが、パパゲーノのおなじみのアリアを主題にした、楽しい楽しい「魔笛」変奏曲です。ベートーヴェンにとって変奏曲形式はお手のものですが、多彩で名人芸的な演奏効果に富み、かつ皮相にならないという、変奏曲の鑑ともいうべき出来映えです。(2003/05/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.555786

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    ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第4番、第5番(クリーゲル/ティシュマン)

    2曲のチェロ・ソナタは、ベートーヴェン晩年の傑作群の嚆矢となる充実の作です。たくましい力感と渋い味わいのバランスもよく、この時期に大いにこだわりをみせた、フーガの手法を取り入れた楽章があることでも注目されます。また、ヘンデルの主題による変奏曲は表彰式のBGMなどとしても有名な「あのメロディー」が主題なだけに親しみやすさは満点です。そして最後の二重奏曲、ヴィオラとチェロという特異な編成と、何やら意味不明風のタイトルが目を引き珍曲風情満点ですが、実は眼鏡をかけた友人達のために書かれたためというのがその由来、ちょっと地味でユーモラスな音色による、肩の凝らない楽想がなかなか魅力的です。(2004/11/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.555787