ラトヴィア国立交響楽団弦楽セクション
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1919年にラトヴィアで生まれた作曲家ターリヴァルディス・ケニンシュ。パリでメシアンとトニー・オーヴァンに師事。作曲家としていくつかの賞を受賞した後、1951年にカナダに移住、教育者としてこの国の音楽発展に力を尽くしました。若い頃は「室内楽が芸術の最高の形である」と信じていたためか、ケニンシュが交響曲作曲に手を染めたのは1959年になってから。しかしその後、1970年代から80年代にかけて次々と交響曲を発表し、現在では「ラトヴィアを代表する交響曲作曲家」と認められています。このアルバムにはどちらもロンドンで初演された第5番と第8番の交響曲を収録。現代的な世界と魔法で輝くおとぎ話の世界が混在するかのような短い第1楽章で始まる交響曲第5番にはケニンシュの故郷の伝統的な旋律が織り込まれています。またケニンシュ最後の交響曲となった、1986年に初演された第8番はプーランクの「オルガン協奏曲」を思わせるオルガンを伴う交響曲。複雑なリズムとオルガンの華麗な響きが見事に融合した作品です。アルバムの最後には弦楽五重奏を原曲とする「弦楽のためのアリア」がたっぷりとした響きの弦楽合奏で奏されます。交響曲第8番で巧みなオルガンを演奏するのは、ラトヴィアが誇るオルガニスト、イヴェタ・アプカルナ。ラトヴィアの文化大使でもある彼女は、現在ドイツのハンブルクにあるエルプ・フィルハーモニーのオルガン奏者を務めるなど世界的に活躍しています。(2022/02/11 発売)
レーベル名 | :Ondine |
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カタログ番号 | :ODE1388-2 |