クラフト, ノーバート(1950-)
Search results:27 件 見つかりました。
パガニーニのギターに対する想いは複雑です。「ヴァイオリンが愛人ならギターは師」とか「創造力を刺激する」と言うかたわら「何の価値も見出せない」「この楽器は嫌いだ」とも語っているのです。しかし、彼がこの楽器を伴奏に迎えた作品を数多く残した事は事実ですし、ギターを弾いた女性との秘められた恋の思い出も絡んでいますから、まぁ「人生いろいろ」といったところではないでしょうか。この“ソナタの寄せ集め(直訳)”第3集も、パガニーニ特有の南欧風な明るさに満ちた作品が満載で、その晴れやかな歌謡性にとっぷりと浸って下さい。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.553143 |
常に話題作を提供するアレンジャー、ペーテル・ブレイナーによるスリリングな一枚がまたまた登場です。もとはピアノ曲のグラナドス作曲のワルツ集を、最後に第1曲が回帰するように構成して、ギターと管弦楽のための作品に仕上げました。ギターの音色のおかげでよりロマンティックに響きます。更に注目は「カルメン協奏曲」。言うまでもなくビゼーのオペラから、全曲にわたって拾った旋律をもとに、演奏時間50分にも及ぶ力作協奏曲を構築しました。「カルメン」ファンもにんまりすること請け合い、ギターのカデンツァも聞きどころです。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.553114 |
どんなにギターに関心のない向きでも、「アランフェス協奏曲」の魅力に抗することはあまりに困難でしょう。転がるような装飾音型、「弾く」という奏法によって生み出される独特のイントネーションが魅力的な「歌」が泣けることはもちろん、ポロロンと単に伴奏として分散和音を奏でるだけでも哀愁タップリ・・・オケとの融合も素晴らしく、まさに涙モノです。またポピュラー名曲になり過ぎて、じっくり聴かれる機会が減りがちなようにも思いますが、「タイス」の瞑想曲はやはり大変な名作です。清楚さと、官能的な艶かしさの奇跡的な同居が、まさにここにありといえましょう。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.556614 |
またまた秘曲の登場、カステルヌオーヴォ=テデスコのギター協奏曲は素晴らしい名作です! 余韻タップリに響くギターソロと、それに室内楽的親密さで絡み合うオーケストラが醸し出す、ちょっとアダルトな寂寥感を是非お試し下さい。盤の最後にはハイドン、モーツァルトという古典派の大御所二人の作品が収録されていますが、どちらとも短調主体の楽章の抜粋となっており、これがまた感動的です。いかにも古典派らしい型の中に、大袈裟ではなくともいつの間にか耳を傾けてしまうような音楽を盛り込んでしまうのは、さすがに巨匠の作といえましょう。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.556618 |