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ベッドフォード, スチュアート(1939-)

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    ブリテン:「聖ニコラス」/合唱のためのクリスマス組曲「キリストの生誕」/詩編150番(ラングリッジイギリス室内管/ヘッドフォード)

    まずは余り知られていない「キリストの生誕」をご紹介します。これは驚くことに20歳になる前の作品で、翌年の「みどりご生まれたまいぬ」へと繋がる無伴奏混声合唱曲。随所に閃きがあるこの作品の全曲初演は、作曲者の死後15年を経過してなされたのです。サンタクロースのモデルとされる人物を描いた「聖ニコラス」は、テノール独唱、混声合唱、同声合唱、ピアニスト2人、オルガン、打楽器、弦楽合奏を要し、テノール独唱、第一打楽器奏者、弦楽各パートのトップ奏者以外はアマチュアの演奏参加を念頭に置いています。独特の楽器編成を自在に操るブリテンの天才的手腕が聴きもの。「詩篇第150番」は少年合唱で奏されます。COLLINSから発売されていた貴重な音源の最発売盤です。(2003/12/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557203

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    ブリテン:セレナード Op. 31/夜想曲 Op. 60/カンタータ「フェドーラ」 Op. 93 (ラングリッジ/ロイド/マレイ/イギリス室内管/ベッドフォード)

    ブリテンに声楽曲の名曲は数あれど、聴き逃すことはできない二大名曲を収録しました。「セレナード」と「ノクターン」がそれで、共にテノールがソロを歌います。両作とも決してとっつきやすい作品ではありませんが、聴き込むほどに、ブリテンの才能の奥深さに魅了されていくから不思議。楽器編成の妙には感嘆するよりありません。「パイドラ」はメゾ・ソプラノのためのドラマティック・カンタータで、作曲家の死の前年に完成され、名歌手ジャネット・ベイカーが当盤と同じくベッドフォードの棒の下で初演しました。コリンズ・レーベルの再発売盤です。(2005/02/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557199

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    ブリテン:シンフォニア・ダ・レクイエム/交響組曲「グローリアーナ」/4つの海の間奏曲とパッサカリア(ロンドン響/ヘッドフォード)

    当盤に収録の3つの管弦楽曲は、性格の違いこそあれ、いずれもブリテンが持てる才能を遺憾なく発揮した秀作です。作曲時期が最も早いのは「シンフォニア・ダ・レクィエム」。自らの両親と、ヨーロッパにおける戦争の犠牲者たちとに捧げる渾身の音楽で、陰鬱一辺倒ではないところがミソ。彼の全作品中でも屈指の感動的な名作です。傑作オペラ「ピーター・グライムズ」から改編した「4つの海の間奏曲とパッサカリア」は、オペラを知らなくても十二分に楽しめる色彩感。これも原曲がオペラの交響組曲「グローリアーナ」はエリザベス王朝の絵巻物の趣き。指揮はブリテン演奏の第一人者ベッドフォード。コリンズ・レーベルの再発売盤です。(2005/07/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557196

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    ブリテン/バークリー:オーデン・ソングス

    同時多発テロで改めて注目されるようになった詩人オーデン。20世紀が生んだ音楽の天才ブリテンは詩人と映画制作を通じて知り合い、その卓越した知性に触発されて、多数の優れた声楽作品を生み出します。ブリテンが初めて曲集として出版した歌曲「この島国で」から、作曲者の死後まで出版されなかった一連のキャバレー・ソング(軽く楽しいだけでなく、とんでもなく芸術的。特に22は必聴)まで、2人の幸福な出会いを証明する音楽の小宇宙。ブリテンと親交があったバークリーもまたオーデンに魅せられ、繊細で想像力に富んだ歌曲を残しました。コリンズ・レーベルの再発売盤。(2004/06/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557204

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    ブリテン:ピアノ協奏曲/ヨルダンを渡ったジョンソン(ロンドン響/ヘッドフォード)

    ブリテンは、ピアニストとしても大変に優れた存在でしたが(リヒテルとのピアノ・デュオは有名)、ピアノ協奏曲は、彼のごく一部の有名作品以外と同様、演奏・録音の機会には恵まれていません。しかし20代半ばに、自身の腕前を発揮することを想定した作品だけあって、これ見よがしの名人芸はありませんが、ピアノ好きをうならせるような興味深いピアニズムを、随所で耳にすることができます。「ヨルダンを渡ったジョンソン」は劇のために書かれた機会音楽ですが、ナイトクラブの場面である「蜘蛛と蝿」の見事なダンス音楽などには、ブリテンの懐の深さを見る思いがします。コリンズ・レーベルの再発売盤です。(2005/06/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557197

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    ベスト・オブ・ブリテン

    ブリテンの音楽の魅力の一つはその多彩な表現と精緻な作曲語法でしょう。特に声楽の含まれた作品の見事さには思わず舌を巻く他ありません。それは、生涯の友であった歌手ビアーズとの愛の昇華とも言えるでしょうか。どの曲も愛と祈りに満ち溢れた、豊かな楽想が耳にのこります。もちろん、有名な「青少年のための音楽入門」のさわりも収録しています。(2008/08/06 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.556838

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    ブリテン:ミケランジェロの7つのソネット/ジョン・ダンの神聖なソネット/冬の言葉(英国歌曲集第7集)(ベッドフォード/ラングリッジ)

    ブリテンという作曲家を語るために欠かせないジャンルが歌曲。その中でも特に好んで演奏されてきたのがミケランジェロとハーディの詩による歌曲集で、当盤で代表作をまとめて聴くことができます。ジョン・ダンのソネットも同様ですが、とにかくその芸術性の高さに圧倒される音楽の連続に目を見張ります。詩と一体化するメロディーラインを紡ぐ声楽パートと、雄弁極まりないピアノ・パートとが重なり合い、醸成される緊張感の心地良さ。作品をいっそうの高みに導くのが、ラングリッジとベッドフォードという2人のブリテンのスペシャリストの共演。コリンズ・レーベルの再発売盤です。(2004/07/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557201

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    ブリテン:民謡編曲集 2 (英国歌曲集第13集)(ラングリッジ/エリス)

    ブリテンの重要な仕事の一つに、民謡を素材とした歌曲への編曲があります。当盤の魅力は何よりも、ブリテンの専門家ベッドフォードを中心に、ラングリッジとアレンという理想的な歌手、ハーピストや合唱団にもこだわり集められた、演奏家陣にあります。今後長く、スタンダードとして聴かれ続けることでしょう。日本でも急速に人気の高まった「サリー・ガーデン」は、2つの異なるバージョンで収録しています。また有名な「おお悲しい」や、クリスマスの定番「ひいらぎとつたは」など、親しみやすいメロディー満載のアルバムです。コリンズ・レーベルの再発売盤です。(2005/09/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557222

  • ベスト・オブ・ブリティッシュ・ミュージック

    (2007/11/14 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.570573-74

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    ホルスト:リグ・ヴェーダからの讃歌 /4つの歌 Op. 35/ハンバート・ウルフによる12の歌 Op. 48 (英国歌曲集第6集)(グリットン)

    ホルストの音楽は可能な限り網羅して聴いておきたい!どれをとっても彼の音楽には宇宙的な広がりがあり、他の誰とも違う個性が輝くのです。それは歌曲においても全く同じこと。特にヒンズーのヴェーダ聖典の英訳をテキストに、哲学的内容の音楽化を試みた「リグ・ヴェーダからの讃歌」は、ホルスト好きにはたまらない魅力を湛えています。この他、ホルストの70曲余に及ぶ歌曲から、ヴァイオリンだけの簡素な伴奏に癒される「4つの歌」、初期の素直な「6つの歌」、晩年の幻想的な「12の歌」などを網羅し、作風の変化も楽しめます。最後を締め括る静謐な33も知られざる名曲。コリンズ・レーベルの再発売盤です。(2004/06/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557117