バノウェツ, ジョセフ
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(2010/03/17 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557930-31 |
【Grand Pianoレーベル10周年記念企画!】19世紀から20世紀前半にかけて“ピアニスト=作曲家の黄金時代”と言われます。ピアニストは個性を際立たせ、磨き上げた「名人芸」を競い合ったのです。「名人芸」といっても技巧的な華麗さだけではなく、語り口の妙、祖国へのこだわりなど、様々な“芸”で聴衆の心を掴みに行きました。そのための大切なツールが得意なピアノ奏法を活かした自作&自編曲でした。異様に広がる特異な手で弾くための可憐な難曲を書いたヘンゼルト、蕩けるように甘い和声で飾られた優雅な小品を量産したフリードマン(op.27-1は好例)、ピアノの美を知り尽くした繊細な書法が光るホフマン(特にop.40)、フランクのヴァイオリン・ソナタのピアノ・ソロ用編曲に代表されるコルトーの編曲魔術、冷涼なフィンランドの情緒を暖かな視線で300曲以上のピアノ作品で描いたパルムグレンなど、このBOXはそんな音楽のショーケースです。 ――吉池拓男(監修)(2022/04/22 発売)
レーベル名 | :Grand Piano |
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カタログ番号 | :GP899X |
カール・ヴァイグルはウィーンの後期ロマン派の作曲家です。彼は上流階級出身の両親の元で、幼い頃から音楽に親しみ、一時期はツェムリンスキーから作曲の手ほどきも受けていました。ウィーン大学に進み、音楽学を学びながら、ウェーベルンやシェーンベルクとも交友関係を結びます。1903年には「創造的音楽家協会」を設立し、その会員として、当時の最先端の音楽の初演に携わります。この頃に書かれた「死の島」は、あの有名なベックリンの絵に触発されたもので、同じ絵を題材としたラフマニノフやレーガーの曲とは、また違った雰囲気を有しています。マーラーの第7交響曲を彷彿させる「夜の幻想曲集」も秀逸。しかし、ナチスの台頭とともにアメリカに亡命し、故国への思いが募るとともに、その作品も懐古的となり、最晩年に書かれた「6つの幻想曲」には良き時代へのオマージュとも思える郷愁が漂っています。(2012/07/18 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572423 |
フルトヴェングラーには「息子のように」扱われて、作曲家と指揮者としてはトスカニーニに称賛された才能ある音楽家、パウル・クレツキの作曲家としての真価を問う1枚です。ここに収録された作品は、全てピアニストに技術的限界を突き付けるような困難さを有しています。冒険的で即興的、時として調性をも逸脱せんばかりの創造性は、20世紀の最も素晴らしいピアノ協奏曲の一つとして数えられることでしょう。本来は正式なスコアとしててBreitkopf社から出版されるはずでしたが、出版されることなく破棄されてしまいました。この録音は、もともと2台ピアノ版として出版されたものに新たなオーケストレーションを施し、華やかな協奏曲として再構築したものが演奏されています。他にも個性的なピアノ・ソロ作品が聴ける興味深いアルバムです。(2010/05/12 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572190 |
ダルベールはリストの高弟で、師も「我らが若き若獅子」と呼ぶほどの腕を持つピアニストでしたが、作曲に力を入れたことで知られます。2曲のピアノ協奏曲は、華麗なピアノ技巧や循環主題の手法など師を思わせる部分もありますが、幽玄といっていいほどの叙情的ムードが支配的です、若書きの大作第1番は、被献呈者である師の音楽よりも、響きの上ではシューマンやブラームスに親近性があるのがユニークです。第2番でも重量度の高いピアノ技法が駆使されていますが、相変わらず派手さは控え目で、そんな「真面目な作曲家・ダルベール」のアピールぶりから、彼の円熟した独自性を聴き取ることができます。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553728 |