バノウェツ, ジョセフ
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リストの編曲は、原曲をピアノで弾けるように直すといった単純な編曲行為を越え、独自の展開を加えた美しいピアノ曲へと昇華している場合が多々あります。この編曲集の中でも「おとめの願い」は華麗な変奏曲として生まれ変わり、「私のいとしい人」はショパンの抒情とリストの書法が極美の融合を遂げ、「バッカナール」ではグロテスクな土俗性が加わっています。さらに、「献呈」では愛の賛歌が壮麗なピアノ技巧で高らかに謳われ、「春の夜」では原曲を倍の長さに拡大してドラマティックな世界を創り上げています。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553656 |
ピアノ作品集第1集(8.570941)が好評のロシアのピアニスト&作曲家、アントン・ルビンシテインの作品集です。この第2集は23歳の時に書かれた、有名な「へ調のメロディ」から、亡くなる年に書かれた「ドレスデンの思い出」まで、作曲家の長い経歴を慮る作品を網羅しています。演奏するのは、GRAMMY賞も受賞した名手、バノヴェツ。彼の明晰なピアニズムによって、どの曲にもくまなく光が当てられています。トラック1の「ロシア風セレナーデ」の重苦しくも切ないメロディは、いかなる時もロシア風ですが、どことなく日本の演歌に通じるものがあるような気がしませんか?また、相変わらず色々な物が織り込まれている「折句」での甘い囁き風のメロディにも心惹かれます。(2010/09/15 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570942 |
アントン・ルビンシュテインはロシア人ピアニストとしてはじめて世界的名声を博し、またサンクトペテルブルク音楽院を開設し、1859年にはロシア音楽協会を開設するなど、以降のロシアのピアノ界に多大なる影響を与えた人です。また歌劇、交響曲からピアノ曲までとあらゆるジャンルにたくさんの作品を残したのですが残念なことに、「ヘ調のメロディ」や「天使の夢」の小さなピアノ曲以外はほとんど忘れ去られてしまいました。ここでは、シューマンの「交響練習曲」に触発されて書かれた「主題と変奏」と、サロン風な「折句」第2番でその才能をじっくり味わってみてください。「折句」とは聞き慣れない言葉ですが、今でいう「縦読み」のようなもので、並んだ文章の頭だけを読んでいくと他の文が浮かびあがる仕掛けのようなものです。こちらもシューマンが好んだ手法ですが、このルビンシュテインの作品には曲を献呈した相手の名である「S-O-F-I-A」の音が織り込まれているということです。(2010/07/14 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570941 |