クレスティン, アナイス
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歌や舞踊で伝承されている民衆の音楽は、しばしば芸術音楽の素材となってきました。作曲家は芸術的な普遍性を求めて民族性を薄める場合もあれば、異国情緒を表現するために民族音楽の要素を強調して用いることもありました。近現代では民衆の音楽は、ナショナリズムの表現や、抑圧されている民族の自立・解放の意思表明として社会性を帯びることもあります。ヒナステラは異国で望郷の思いを募らせ、その表現として母国の民族音楽の要素を用いたチェロ・ソナタを作曲しました。フランスやドイツの音楽学校で学んだレヴァーツとクレスタンはヒナステラの母国アルゼンチンで行われていた音楽祭で出会って意気投合。かねてから温めていたこの企画をパンデミックのさなかに実現させ、アルゼンチンに加えてスペイン、チェコ、ドイツ、ハンガリーそれぞれの民族性を帯びた作品を歌いあげています。(2022/04/15 発売)
レーベル名 | :Solo Musica |
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カタログ番号 | :SM390 |