ラグランジュ, ミシェル
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冒頭から驚かされます、これはあの、「幻想交響曲」のテーマ(かの有名な"固定楽想")ではありませんか。ナポレオンが創設した、当時の若手作曲家たちが世に認められるための登竜門となった作曲賞「ローマ賞」に、ベルリオーズが4年間にわたって出品した声楽曲が一堂に会しただけでも価値があるアルバムですが、この「エルミニ」のような興味深い、そしてテーマの美しさだけでも感銘を受けてしまう曲が含まれているのです!他3曲も、ベルリオーズならではの情熱が、はちきれんばかりに詰め込まれた力作。カザドシュの棒の見事さもあいまって、劇的な音空間の創造に成功しています。(2003/09/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555810 |
日本では知名度は高くありませんが、欧米では「羊飼いたちの別れ」(当盤のCD110)はクリスマスの定番曲になっています。それを含む「キリストの幼時」は、ベルリオーズのクリスマス・オラトリオと言える大作だけに、既に多くの名演奏家が取り組んでいますが、ナクソスからのドビュッシーの歌劇が好評を博した指揮者と管弦楽団に加え、フランス人歌手を揃えた(意外に珍しい)点で、当盤の存在価値は価格メリットだけではありません。ご存知なければ是非鑑賞していただきたい、革命児ベルリオーズにしか無い音楽美を発見できる作品です。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553650-51 |