Home > CD & DVD > Artists

 CD & DVD/BD



テレジア管弦楽団

Search results:5 件 見つかりました。

  • アイヒナー:交響曲集

    歌劇や室内楽曲、そして多数の交響曲など優れた作品を多く書いたにもかかわらず、現在では全く忘れ去られた作曲家エルンスト・アイヒナー。彼はドイツの宮廷音楽家の家庭に生まれ、まずは父親から音楽を学びました。ファゴット、ヴァイオリンの名手であり、ツヴァイブリュッケンの宮廷楽団員も務め、ロンドン、パリ、フランクフルトなどに演奏旅行に出かけるなど活躍後、ベルリンのプロイセン宮廷楽団の奏者を務めたのち37歳で世を去りました。このアルバムではイタリアのオーケストラ「テレジア管弦楽団」が全作品から4曲を選び演奏。収録されたこれらの交響曲は、全て三楽章の当時の定型に収まった交響曲初期の形式に則ったものですが、そのどれもが躍動感と緊張感に溢れたもので、まさにこの時代に流行していた「疾風怒濤」の精神を反映した聴きごたえのあるものです。(2024/04/12 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:555580-2

  • 詳細

    クラウス:序曲集(テレジア管/アストロニオ)

    スウェーデンで活躍したドイツ生まれの指揮者、作曲家ヨーゼフ・マルティン・クラウス。若い頃からグルックに憧れていたクラウスは劇音楽を好んでおり、ストックホルムのグスタフ3世の宮廷作曲家となったのちに宮廷のために歌劇、劇音楽を数多く書き上げました。添えられている序曲は各々の物語の内容を示す大きな役割を果たす魅力的な音楽です。なかでも、1790年に書かれた歌劇《カルタゴのアエネアス》には、3つの長大で劇的な序曲が書かれるほどに、クラウスにとって重要な作品でした。アルバムには彼が仕えたグスタフ3世のためのカンタータ用の3曲の序曲も含まれています。テレジア管弦楽団は歴史的考証を踏まえた古典派作品の演奏実践を目的に2012年にEUと共同で創設されたユース・オーケストラで、28歳未満の楽団員で構成されます。CPOでは今後、クラウスの管弦楽作品の全集録音が予定されています。(2023/12/22 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:555579-2

  • 詳細

    チマローザ:歌劇「女の手管」(カヴァルッツィ/ベッロッチ/ロイ/ブッツァ/リカリ/テレジア管/デ・マルキ)

    ローマの名家の養女ベッリーナと若い商人フィランドロは相思相愛の仲。しかし、ベッリーナの亡き養父が遺産相続の条件として、ナポリの金持ちドン・ジャンパオロと結婚することを遺言状に記していました。ドン・ジャンパオロがローマを訪れ、ベッリーナの後見人で自称法学博士のドン・ロムアルドもベッリーナに想いを寄せ、あわよくば彼女と結婚しようと目論んでいたため、事態は紛糾します。友人エリシーリアと家政婦レオノーラの助けを借りてベッリーナはこの難題に立ち向かいます……ウィーンの宮廷楽長時代に上演した《秘密の結婚》(1792)に続いて、故郷ナポリに帰ったドメニコ・チマローザが1794年に発表した《女の手管》は、前作に負けずとも劣らない喜劇オペラの傑作。本作は、作曲家の代表作《秘密の結婚》の影に隠れて上演機会が少ないこの作品を、希少な古楽オペラ作品を積極的に取り上げることで知られるレアーテ音楽祭(2022)で上演。先行発売された映像と同じプロダクションです。バロック・古典派からベルカントまで、イタリア・オペラの名匠アレッサンドロ・デ・マルキと新進気鋭の若手奏者・歌手たちによる演奏。流麗な旋律と機知に溢れたチマローザの知られざる傑作をお楽しみください。(2024/05/17 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:555595-2

  • 詳細

    トラエッタ:オラトリオ「ソロモン王」(イェロスメ/ベロッチ/ミュンジェ/ノーヴォカント・ヴォーカル・アンサンブル/テレジア管/ルセ)

    1727年イタリア南東部の町ビトントに生まれたトンマーゾ・トラエッタは、ナポリでニコラ・ポルポラらに師事し、オペラ作曲家として名を成した後に、パルマ宮廷の楽長となっています。当地では、ラモーらフランスの作曲家たちの音楽悲劇(トラジェディ・リリク)の様式を取り入れ、大成功を収めました。この成功により、ロシアのエカテリーナ二世から招かれて、宮廷楽長として厚遇を受け、オペラ・セリアや宗教音楽を数多く作曲。しかし、ロシアで体調を崩し、その後、ロンドンを経てイタリアに戻り、ヴェネツィアで没しています。オラトリオ「ソロモン王」は旧約聖書の『列王記』第1章をベースに、ソロモン王とモーゼの十戒の石板が収められた「契約の箱」を題材とした作品で、1766年にヴェネツィアのデレリッティ慈善院(通称:オスペダレット)の合唱指揮者に就任したトラエッタにとって、当地でのデビュー作となったものでした。ソロモン王の他、シバの女王、アビアタル、司祭ツァドク、アモン人のアドンといった登場人物は、オスペダレットの優れた女性歌手のために、すべて女声の音域で書かれています。このオラトリオは大成功を収め、初演以降何度も上演されたことが記録に残っています。1776年の上演に当たっては音楽と台本に変更が加えられましたが、この演奏はこの時の版を基にしています。壮麗さと優美さを兼ね備えたアリアが各場面に1曲ずつ各役柄に与えられ、特に主役であるソロモンのアリアには力が入っており、作品の聴きどころとなっています。少ないながらも効果的に加えられる合唱(女声三部)も注目点でしょう。この録音は、2023年のインスブルック古楽音楽祭においてクリストフ・ルセの指揮で行われた公演を収録したもの。サリエーリやグルックといったバロック以降の18世紀の作曲家たちの貴重な劇作品を演奏・録音してきたルセの卓越した指揮の下、古楽作品やバロック・オペラを得意とする若手実力派女性歌手たちが素晴らしい歌唱を披露しています。テレジアは「女帝」マリア・テレジアの名を冠して2012年に結成されたピリオド楽器オーケストラで、世界約40か国から集められた若手奏者から成り、古典派時代の作品を主要レパートリーとしています。現在では、ヨーロッパ全域に活動の幅を広げ、CPOレーベルから、気鋭の指揮者たちと18世紀の貴重な作品の録音をリリースしています。ジャケット絵画:ジャンバティスタ・ティエポロ派「ソロモン王の前のシバの女王」(1760年)(2025/05/16 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:555654-2

  • 詳細

    マッテゾン:歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」(グルディ/ファン・メールスヘ/グソー/マノイロヴィチ/テレジア管/マルキオル)

    ヘンデルの親友として知られ、数多くの声楽曲を遺し音楽理論家としても活躍したドイツ後期バロック音楽の作曲家ヨハン・マッテゾン。彼は生涯に8曲の歌劇を書きましたが、その中の一つがこの喜劇《ボリス・ゴドゥノフ》です。1710年、ハンブルク歌劇場のために書かれた歌劇で主人公はムソルグスキーの歌劇と同じく、実在したロシアのツァーリ、ボリス・ゴドゥノフ(在位1598-1605)をモデルにしています。ただし内容はムソルグスキーの歌劇のようにシリアスなものではなく、2人の皇帝の滑稽な陰謀に巻き込まれるロシア、デンマーク、スウェーデンの貴族の物語です。しかし、初演前に突然マッテゾン自身により取り下げられ、以降彼の存命中に上演されることはありませんでした。当時のハンブルクとロシアの関係悪化が理由と推測されていますが、真相は謎に包まれています。作品の総譜はハンブルク市立図書館に収められた後、第2次世界大戦時に紛失しましたが、かろうじてソ連に持ち込まれた写本がアルメニアで発見され、こちらがハンブルクに返却されたことで、2005年におよそ300年の年月を経てようやく初演が行われました。後にボストンにてスティーブン・スタッブスも作品の上演を行いましたが、この2021年のインスブルックでの新演出による上演はヨーロッパ初の舞台公演となります。指揮はチェンバロ奏者としても知られるアンドレア・マルキオル。素晴らしい歌手たちと古楽アンサンブル「テレジア」が鮮烈な演奏を披露しています。(2022/10/28 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:555502-2