ミード, ティム
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(2017/03/24 発売)
レーベル名 | :Opus Arte |
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カタログ番号 | :OABD7211BD |
【英国ロイヤル・バレエが贈るコンテンポラリー・ダンスの最先端、それぞれが個性的な三部作を映像で体験!】ポップな感覚で人気を集める振付家クリストファー・ウィールドンが2008年に発表した『ウィズイン・ザ・ゴールデン・アワー』を英国ロイヤル・バレエのために大胆にリニューアル。クリムトの絵画に着想をえた黄金色の細かな短冊をちりばめた衣装をまとったベアトリス・スティクス=ブルネル、フランチェスカ・ヘイワード、サラ・ラム、ワディム・ムンタギロフらロイヤル・バレエのスター・ダンサーたちが、ヴィヴァルディなどの音楽に乗り華やかに舞います。異文化の遭遇、対話をモチーフにし刺激的な作品を発表し続けるシディ・ラルビ・シェルカウイが、英国ロイヤル・バレエに初めて招かれ創造した『メデューサ』。ギリシャ神話のメデューサの物語を深く読み込み、ロイヤル・バレエの名花、ナタリア・オシポワが不条理な運命に翻弄される女性の姿を情念豊かに描きます。 平野亮一の演じる男権的な抑圧者の象徴としてのポセイドンの存在感は圧倒的。音楽は、パーセルの楽曲がアーカイックな神話の世界を想起させ、電子音楽による夢幻的な効果が対置されるユニークな構成です。現代社会の様々な問題に真摯に向き合うテーマの設定で世界中の注目を集める振付家クリスタル・パイトによる『フライト・パターン』。本作では難民問題をテーマに取り上げ、グレツキの「悲歌のシンフォニー」を背景に、英国ロイヤル・バレエの若手ダンサー36人による群舞が、現代の社会矛盾とその悲劇を描き出します。(2020/01/31 発売)
レーベル名 | :Opus Arte |
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カタログ番号 | :OABD7265D |
【気鋭カウンターテナーと俊才集団による“赤毛の司祭”の声楽世界】聖職者として研鑚を積み司祭になったにもかかわらず、教会の仕事もそこそこにヴェネツィアのピエタ慈善院の音楽教員として女子生徒たちからなるオーケストラを指揮、自らもヴァイオリンを圧倒的な腕前で弾きこなしたヴィヴァルディ。作曲家として彼が残した作品は「四季」の4曲のような独奏協奏曲やソナタなどの器楽ばかりでなく、謝肉祭シーズンの水の都を湧かせたオペラや教会向けの声楽作品も多く残しています。バロック・オペラの世界を中心に、本拠の英国に留まらない活躍をみせるジョナサン・コーエン指揮の古楽器楽団アルカンジェロが、この大作曲家と本格的に録音物で向き合うのは今回のアルバムが初。やはり声楽中心の選曲で、パートナーに選ばれたのは躍進めざましい英国のカウンターテナー歌手、ティム・ミード!温もりと透明感を兼ね備えた圧倒的な美声は、ヴィオラ・ダモーレ独奏の典雅な響きに彩られる「ニジ・ドミヌス」から、躍動感豊かに恋の栄光を歌いあげる「恋の神よ、分かった、おまえの勝ちだ」まで、ヴィヴァルディの聖と俗の両面を鮮やかに描き出してゆきます。弦楽のための協奏曲やシンフォニアでの立ちまわり含め、アルカンジェロの一体感ある音楽性も絶妙のアンサンブルで存在感豊かに音楽の魅力を伝えてくれます。(2022/01/27 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA914 |
イタリアのバロック時代の作曲家、オルガン奏者。そして外交官、カトリックの聖職者であったステッファーニ(1653-1728)。ドイツだけでなくイギリスでもヘンデルを庇護、またロンドン古楽アカデミーの終身名誉総裁に選ばれるなど、幅広い活躍をした人ですが、現在、その作品のほとんどは失われてしまっています。このオペラ「ニオベ」もそんな作品でしたが、今回、名手ヘンゲルブロックの尽力により華やかに甦りました。この2010年の上演ではタイトル・ロールにヴェロニク・ジャンスを起用、魅力的で素晴らしい人物像を創り上げました。またメールソプラノ(男性ソプラノ)ヤチェク・ラシュコフスキーの強烈な存在感も、この演奏に刺激的な面白さを与えています。バロックオペラ好きにはたまらない全集となることでしょう。(2015/03/25 発売)
レーベル名 | :Opus Arte |
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カタログ番号 | :OACD9008D |
フラウト・トラヴェルソ(バロックフルート)の名手でありながら、同時に300年前のフランスでも流行していたバグパイプのエキスパートとしても知られ、古楽と民俗音楽の世界を分け隔てなく行き来してきたフランスの異才奏者フランソワ・ラザレヴィチ。Alphaレーベルで続けられてきた彼のチームは、あるときはフランスのロココ期へ、またあるときはルネサンス宮廷舞踏へ……と本拠フランスの正統派古楽も手がける一方で、アイルランドやスコットランドなど英国諸島の民謡にも確かな適性を示してきた、クロスオーヴァー的立ち位置もとれる柔軟な本格派団体。その知見と圧倒的な経験値をもって彼らが「英国のオルフェウス」こと17世紀イングランド最大の作曲家パーセルと正面から向き合うと、どんな魅力的な世界が紡ぎ出されるのか?と期待値充分なアルバムが登場!たんなる17世紀音楽として、あるいは宮廷寄りの正統派レパートリーとしてではなく、バグパイプも交えた民俗情緒をほんのり感じさせる、パーセル作品にひそむ舞踏の要素をあざやかに浮き彫りにしながら、17世紀の劇音楽・機会音楽の生々しい躍動感を伝えずにおかないプログラムが心そそります。リコーダー合奏、ヴァイオリン合奏、あるいは低音伴奏...アルバムの中で錯綜する音楽様式をへて、従来型のパーセル芸術家像をあざやかに覆す1枚の登場といえます! それでいて歌唱はカウンターテナー、つまり英国古楽的なパーセルの味わいを棄てるつもりは毛頭ないブレのなさも感じられます。これまでにもAlphaでリリースしてきたアルバムの全てが、高い注目度のもと古楽ファンに満足と驚きを与えてきた彼らだけに、これは目が離せないリリースといえそうです。演奏陣の意図を伝える解説の日本語訳がつく国内仕様もおすすめです。(2018/10/26 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA419 |
【俊才コーエンと実力派勢によるヘンデル晩期の傑作オラトリオ】英国で揺るぎない名声を確立したヘンデルが晩年、その豊かな技量を注ぎ込んだ傑作オラトリオ『テオドーラ』。作曲家が視力を失う直前の時期に仕上げられ1750年3月に初演されたものの、少し前にロンドンを襲った地震の影響で重要な顧客たちが客席にいない状態での上演は失敗に終わりました。当時の英国におけるオラトリオの通例を離れた殉教物語も理解されませんでしたが、その音楽的充実は後にヘンデル声楽作品が見直されてゆく中で評価が高まり、今や多くの全曲録音にも恵まれている一作となっています。その上でなお、古楽器演奏の名盤群で知られるALPHAが世に問う新録音は、英国を中心に世界的な注目を集めるジョナサン・コーエン率いるアルカンジェロと気鋭歌手陣によるもので、瑞々しく音楽愛に貫かれた名演に仕上がっています。ローマ帝国末期、ヴィーナス信仰を受け入れずキリスト教徒として命を全うする悲運の女性テオドーラを演じるのは、サイモン・ラトルやキリル・ペトレンコとの共演でも知られロマン派や近代作品の録音でも高い評価を博しているルイーズ・アドラー。ヒロインに寄り添うディディムス役ではドーヴァー海峡の両岸で活躍をみせるティム・ミードが細やかな作品解釈を雄弁な歌唱へと昇華させ、他のソリストたちと共に起伏豊かなドラマを盛り上げます。古楽器演奏の場のニュアンスを的確に捉えるユーグ・デショー&アリーヌ・ブロンディオらALPHA古参のエンジニアたちの仕事も見事なもので、ホルンやトランペットも加わる色彩豊かなオーケストラの活躍も際立ち、劇音楽に通じたコーエンならではの聴きごたえある音楽展開を何度でも聴き確かめたくなるに違いありません。(2024/02/23 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA1025 |
Gramophone Magazine誌 2019年11月 Editor's Choice!ドイツの文筆家バルトルト・ハインリヒ・ブロッケス(1680-1747)。彼が書いたイエスの受難のテキストは18世紀に高い人気を誇り、ヘンデルをはじめ、ラインハルト・カイザーやヨハン・マッテゾン、ゲオルク・フィリップ・テレマンらの作曲家が彼の詩を用いて受難曲を作曲、1719年にはこの4作品が相次いで演奏された記録が残っています。またJ.S.バッハも「ヨハネ受難曲」のいくつかの楽章でブロッケスの詩を用いています。前述のとおり、ヘンデルも1716年頃にこのブロッケスの詩による受難曲を作曲しており、これは彼の生涯唯一の受難曲であるとともに、イギリス時代のヘンデルとしては珍しくドイツ語で書かれた声楽作品であることでも知られています。ただし、残念なことにドイツとロンドン間での楽譜送付のトラブルのため自筆原稿が失われてしまったこともあり、作曲された経緯などはあまりわかっていません。2017年から2019年にかけてエンシェント室内管弦楽団(AAM=アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック)はこの作品に取り組み、その集大成となったのが、2019年の聖金曜日にロンドン、バービカン・ホールで開催された“「ブロッケス受難曲」初演300周年記念”の演奏会でした。エリザベス・ワッツ、ロバート・マレー、ティム・ミードを始めとしたバロック作品に定評のある歌手を起用し、リチャード・エガーの指揮による素晴らしい演奏がこのアルバムに収録されています。演奏の素晴らしさもさることながら、とりわけ話題となったのがこの演奏に使用された、2年間の学術研究による「15の手稿」を取り込んだ新校訂版でした。この手稿は5か国、8つの都市の図書館のコレクションに所蔵されていたものを集め、ヘンデルの研究者であるルース・スミスをはじめ、オックスフォード大学、ケンブリッジ大学、キングスカレッジロンドンの研究者、音楽学者たちの協力を得て、ようやく演奏可能になったものです。これまで「ブロッケス受難曲」の演奏では1965年に出版された版が用いられてきましたが、この50年の間にヘンデルに関する研究が飛躍的に進歩し、ブロッケス受難曲についても次々に新しい原稿の存在が明らかになり、今回の新校訂版を作成するというアイデアが生まれました。もちろん発見された譜面をそのまま演奏するのではなく、既存のものと比較し、どれを採択するのが一番ふさわしいのかを議論しなくてはいけませんでした。優れたオーボエ奏者でもあるレオ・デュアルテは、エンシェント室内管弦楽団の音楽監督リチャード・エガーとともに、数多くの協力者の力を得て、この新校訂版を創り上げました。アルバムには220ページのブックレット(英語)が付属。全ての曲の歌詞はもちろん、新校訂版が出来上がるまでの過程や、追加曲目の研究結果、ブロッケス受難曲が辿った経緯なと興味深い記事を始め、作品からインスパイアされた現代絵画が掲載されており、現在の「ブロッケス受難曲」における決定的なガイドとなっています。(2019/12/27 発売)
レーベル名 | :Academy of Ancient Music |
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カタログ番号 | :AAM007 |