フリシュ, パヴェウ
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18世紀前半のハプスブルク帝国において、首都ウィーンは政治的に安定しており、絶対君主ヨーゼフ1世とカール6世は音楽のパトロンとして積極的で、美術や建築にも多額の支出を行い、ウィーンの貴族たちも音楽に惜しみなく投資をしました。特に宗教音楽においては、宮廷音楽家は重要な役割を果たし、ヨハン・ヨーゼフ・フックスとアントニオ・カルダーラが音楽監督として影響力を持ちました。当時の宮廷では「ガラ・グランデ」と呼ばれる宗教音楽の演奏が定められており、演奏する際にはトランペットとティンパニが含まれることが必須とされていました(金管楽器なしの器楽ソナタは「ソナタ・オルディナリエ」として作曲され、時にトロンボーンやヴィオラが加わることもありました)。宮廷トランペット奏者に求められる技術的水準は非常に高く、特にトランペットは非常に高い音が求められました。このアルバムには6人の作曲家の作品を収録。演奏するのは、グダニスク出身のトランペットとティンパニ奏者によるアンサンブル「Tubicinatores Gedanenses トゥビシナトーレス・ゲダネンセス」と弦楽アンサンブル「Arcus adiuncti アルクス・アディウンティ」。300年前のドナウ川沿いの首都を特徴づけた壮麗さを華麗に描き出すプログラムで、私たちを当時のウィーンへ導きます。ボーナストラックとして添えられたのは、リガとポーランドで活躍したメーダーの歌劇の一部です。(2025/01/10 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555520-2 |