メイヤー, スティーヴン
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【『ドヴォルザークの予言』 - アメリカ・クラシック音楽のための新しい物語】アメリカ合衆国のクラシック音楽の歴史を社会的背景の中で読み直す映像ドキュメンタリー(全6巻)。台本は『ドヴォルザークの予言』及び『「黒人の魂」と黒人クラシック音楽の困難な運命』などの著書で知られる音楽史家ジョセフ・ホロヴィッツ(1948-)。〔第2巻〕アメリカ現代音楽の先駆者アイヴズの作品の背景をその生い立ちから探り、欧州から自立しアメリカにその文化的アイデンティティを求めた作曲家の実像に迫る。(2022/01/21 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :2.110701 |
アイヴズといえば、前衛的、複雑系といったイメージがあり、彼の音楽にそういった要素がふんだんに含まれていることも事実でしょう。代表作であるこのコンコード・ソナタでも、戦慄を覚えるほど錯綜したパッセージは、いくつも登場します。しかし彼の音楽からは、その複雑さにもかかわらず、こけおどし的な作為性とは対照的な自然さ、単純さを、感じ取ることができるのではないでしょうか。彼の好きな響き、聴きたい音楽を素直に綴った結果がこの音楽なのです。専門的な教育を受けながらも、実業界に入り、一方で作曲を断念したわけでもなく、日曜作曲家として活動を続けたアイヴズが行く「我が道」が、ここにあります。(2004/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559127 |
アメリカ合衆国の「ロマン派時代」に属する作曲家ゴットシャルク(1829-1869)。商人の父を持つ彼は、クレオール人(もともとフランス領ルイジアナへの移住者を先祖に持つ人種で独自の文化を持つ)の街に住み、幼い頃から雑多な文化に触れて育ちました。幼い頃にピアノをはじめ、11歳のときに非公式デビューを果たし、その2年後にヨーロッパへ渡り、パリ音楽院への入学を希望しますが、残念ながら拒否されてしまいます。しかし、その時にベルリオーズやショパンと会い、賛辞を得ています。1853年に帰国し、その後は中南米で活躍、その地の音楽やカリブ海沿岸の民俗音楽をベースにしたリズミカルなピアノ曲を150曲近く作曲しました。情熱的なリズムと、ショパン的とも言える抒情的な旋律の融合が、単なるサロン音楽の粋を越えた上質な作品として、現代の聴き手の耳を捉えて離しません。特にトラック4の子守歌は、これまでゴッドシャルクの音楽におけるイメージ…明るい開放感…を覆すほどのしっとりとしたものです。もちろん、ピアニスト、メイヤーによる「熱帯の夜」のピアノ版は、その開放感と情熱において、全ての人々の期待にしっかり応えています。(2015/08/26 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559693 |
(2005/06/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559130 |
娘コジマと、悪名高きワーグナーが結ばれると知った時、父であるリスト(1811-1886)の心情はいかがなものだったことでしょう?自らも奔放な恋愛を繰り返した彼だけに、色々と思うことは多かったに違いありません。そんな義父リストは、「息子」の作品を数多くピアノ独奏へと編曲しました。男女間の軋轢を重厚な音色であますことなく描いたワーグナーの楽劇は、内容的にも音楽的にもリストが興味を持ったことは間違いありません。ここで聞かれるピアノ版「愛の劇場」はコンパクトな響きとはいえ、ワーグナーの描きたかった世界をきちんと昇華しています。もちろんこれらの曲を弾きこなすには並大抵の技巧の持ち主では歯がたつわけもありません。そんな息苦しいまでの対決の後に聴くウェーバーは「楽しい」の一言に尽きるでしょう。(2011/06/15 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570562 |