マリアレヴィチ, クセニャ
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【苦難の歴史を辿った東ヨーロッパの国に生きる女性たちに、ザイシクらが迫る】古代の王国にまで遡る民族と言語の歴史を持ちながら、近世にはトルコやペルシャ、ロシアなどの大国の支配を受け、ソ連崩壊とともに再び独立国家となったアルメニア。ハチャトゥリアンやアルチュニアンなどソ連時代の作曲家たちの故郷としても有名ですが、ここではマーラーやR.シュトラウスと同世代でアルメニア音楽の国際的認知に大きな貢献を果たしたコミタスと、メシアンに師事しパリのシパン=コミタス合唱団を長く指揮してきたガブリス・アプリキアンの曲を中心に、ソプラノ、ピアノ、ヴァイオリンという編成でアルメニアの近代音楽を紹介する内容となっています。土の香りを感じさせるコミタスの舞曲や歌、アプリキアンの柔軟な音作りによる「東」を感じさせる音楽を通じて打ち出されるテーマは「母」。女性という存在の社会における大きさに迫りながら、個人としての喜怒哀楽を描き出す音の機微は、フランスの古楽シーンで圧倒的な存在感を誇る新世代歌手エヴァ・ザイシクの声を得て迫真の表現で浮き彫りになってゆきます。カントロフとベルキンの門下でヨーロッパ東西それぞれの演奏伝統を受け継ぐアルメニア出身の名手ダヴィド・ハルトゥニアンのヴァイオリンが紡ぎ出す妖艶な響きにも陶然とさせられます。(2023/04/28 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA947 |