ラポテオーズ
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【盛期古典派の重要作曲家C.シュターミッツの味わい豊かな室内楽を、古楽器で!】バロック後期とウィーン古典派の間にあって、ドイツ語圏の器楽の発展に大きく貢献したマンハイム楽派の中心人物ヨハン・シュターミッツを父に持ち、自身ヴァイオリンやヴィオラ・ダモーレの名手としても活躍しながらヨーロッパ各地を渡り名声を博したカール・シュターミッツ。ボッケリーニやチマローザと同世代のこの実力派が、高まる名声を英国やオランダに伸ばそうとしていた時期にロンドンで出版された作品14の三重奏曲集を、ここではチェンバロ入りの編成による古楽器演奏で全曲堪能できます。元の楽譜はフルート、ヴァイオリン、チェロ(または2つのヴァイオリンとチェロ)で演奏するようにできており低音部に数字は付されていませんが、鍵盤楽器は英国やオランダの音楽愛好家たちも好んで使った楽器で、当時の絵にもチェンバロを加えて室内楽に興じる人々の姿が頻繁に描かれています。チェンバロを通奏低音楽器として加えることによりアンサンブルは煌びやかで安定感が生まれ、チェロがソロとして立ち回る場面もより効果的に聴こえるのが頼もしいところ。現代楽器では伝わりにくい音色対比や響きの溶けあいが作品の魅力を一段と引き立て、スペインの古楽器奏者たちによる巧みな演奏と相俟って、カール・シュターミッツの他の作品も改めて聴いてみたくなる面白さが秘められた1枚になっています。(2023/07/07 発売)
レーベル名 | :Linn Records |
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カタログ番号 | :CKD684 |
クープランの『L'Apotheose de Corelli(コレッリ讃)』のタイトルにちなんで名付けられたラポテオーゼは、2017年に結成されたスペインの古楽器アンサンブル。トラヴェルソ、ヴァイオリン、チェロ、チェンバロの4名の奏者で構成され、多くの国際コンクールで受賞歴を誇るほか、国際的な音楽祭への出演や、スペイン最大の音楽機関“Centro Nacional de Difusion Musical(CNDM)“のアーティスト・イン・レジデンスを務めるなど、幅広い活動を展開しています。これまでに、知られざるスペインの古楽作品の復興をはじめ、カール・シュターミッツの作品(CKD684)、『ヘンデル・トリビュート』(IBS162019)などの録音を発表、高く評価された彼らですが、本アルバムでは、メンバーを加え総勢13名の管弦楽編成で、ヘンデルのオペラおよびオラトリオから厳選したアリアと器楽作品を演奏、初期の《アグリッピーナ》から後期の《イメネーオ》や《ヘラクレス》まで、幅広い時期の作品を取り上げ、鮮やかに聴かせます。ルシア・カイウエラはマドリード生まれ。地元の音楽院で学んだ後、アムステルダム音楽院に留学し、古楽唱法を修めました。イタリアのマドリガーレやバロック・オペラ、フランス歌曲などを得意とするメゾ・ソプラノです。(2025/03/28 発売)
レーベル名 | :IBS Classical |
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カタログ番号 | :IBS222024 |