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 CD & DVD/BD



小林雅文

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    シックスティーズ・ダイアローグ(栃本浩規/井川明彦)

    僕たちは、音楽だけで語り合える。60歳からの、60歳だからこその、魂を込めたダイアローグ『音楽の対話』60歳のオジサンが魂を込めて作ったCDです。指もうまくまわってないし、舌も追い付いていないかもしれない。音程もどうか ... 。でも、若い人たちには「お前らも60歳で吹けるかー ?!」って投げかけたいです。(栃本)同世代には「60歳でCD出したぞ、あいつら」ってね。自分たちには同世代が沢山いて、いつも彼らからいい刺激をもらっていたから、今度はこちらからも刺激を送りたいです。(井川)日本の音楽界で、トランペット奏者が何歳まで演奏が出来るのか?私(東京藝術大学教授)と、井川明彦(国立音楽大学教授)という、同じ年齢で共に還暦を迎えた二人が、この年齢でどこまで出来るかという命題に挑戦するCDにしたいという思いで、セッション録音しました。エリック・モラレス作曲の「2本のトランペットのための協奏曲」をメインに、ヨゼフ・ホロヴィッツ作曲の「コンチェルティーノ・クラシコ」、このCDのタイトルにもなっているウジェーネ・ボザ作曲「ダイアログ」。ソロ曲として、井川明彦はヒンデミット作曲「トランペットとピアノのためのソナタ」、栃本浩規はウィリアム・ペリー作曲「トランペットとオーケストラのための協奏曲」を演奏しています。岐阜県高山市飛騨・世界生活文化センター内の芸術堂の素晴らしいホールトーンと現在の2人の音楽性、音色を後世に残したくセッションレコーディングを挙行致しました。ピアノは、いつも東京藝術大学で演奏をお願いしている下田望さん。録音は、録音界で成長著しい長江和哉氏にお願いしました。―――栃本浩規栃本浩規(トランペット)岐阜県高山市出身。斐太高等学校卒業。名古屋芸術大学音楽学部卒業。トランペットを、(故)和久田照彦、津堅直弘 各氏に師事。卒業後、東京フィルハーモニー交響楽団に入団。1991年、NHK交響楽団に移籍。国際ロータリークラブのスカラシップを得て シュトゥットガルト演劇音楽大学に留学。H.ヴォルフ、H.ロイビン両氏に師事。1989年、2005年、I・T・G《国際トランペット会議》にゲストアーティストとして参加。2004年、2010年、リサイタルを開催。ソロCDを2枚リリース。2020年12月、N-craftsより【Brass Chronicle】をリリース。22年間勤めたN響を辞め、2012年より東京藝術大学音楽学部准教授に就任。2019年より東京藝術大学音楽学部教授に就任。現在に至る。国立音楽大学、聖徳大学、各非常勤講師。埼玉県草加市文化協会 評議員。日本トランペット協会 常任理事。飛騨高山ヴィルトーゾオーケストラ顧問。Tokyo G Brass、N-crafts、各メンバー。井川明彦(トランペット)トランペットを永田粋睦氏、元 NHK 交響楽団トランペット奏者故祖堅方正氏に師事。1985年国立音楽大学卒業と同時に神奈川フィルハーモニー管弦楽団に入団。89年東京フィルハーモニー交響楽団に移籍。91年東京都交響楽団に移籍、92年より首席奏者となる。94年NHK交響楽団に移籍以来定期公演、地方公演、海外公演など演奏活動を行なう。2020年退団。現在、国立音楽大学教授、昭和音楽大学客員教授、聖徳大学兼任講師、高松第一高等学校音楽科中央講師、金管五重奏団N-crafts、トウキョウブラスシンフォニーメンバー。下田望(ピアノ)広島県呉市生まれ。東京藝術大学音楽学部付属音楽高等学校を経て、同大学音楽学部卒業。第13回教育連盟ピアノオーディション全国大会入賞。入賞者演奏会に出演。第21回ピティナ・ピアノコンペティション全国大会F級にて、ベスト10賞受賞。在学中より、NHK・FMリサイタル出演など、各地で伴奏活動を始める。広島では、室内楽シリーズとし、トランペット、ヴァイオリン、フルート、チェロなどと定期的にデュオリサイタルを開催。現在、ソロ、室内楽をはじめとして、オホーツク紋別音楽セミナーなどの公式伴奏者、コンクールでの伴奏、後進の指導など多方面で活躍している。ピアノを小嶋素子氏に、室内楽を迫昭嘉氏に師事。東京藝術大学音楽学部管打楽科演奏研究員(伴奏助手)。(2023/10/20 発売)

    レーベル名:N-crafts Sound
    カタログ番号:NC0002