プルス, ヴィープケ(1973-)
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2024年のブルックナー生誕200年を祝して制作された2枚組のアルバム。CD1にはペーター・ダイクストラの指揮によるバイエルン放送合唱団とミュンヘン放送管弦楽団によるブルックナーの宗教作品の演奏を収録。これは、2023年10月28日のシーズン開幕コンサートと連動して行われたスタジオ録音で、合唱指揮者の第一人者として高く評価されるダイクストラならではの高い統率力に支えられた合唱と、ミュンヘン放送管弦楽団の管楽器メンバーのアンサンブルによる荘厳なミサ曲第2番を中心に、無伴奏合唱のための5曲のモテット、3本のトロンボーンのためのエクアーレ2曲を聴くことができます。ブルックナーのミサ曲第2番はリンツの新大聖堂の奉献式のために依頼されて1866年に完成しましたが、大聖堂の工事が遅れたためブルックナーの指揮による初演も1869年9月に行われました。作品は8部からなる混声合唱と管楽アンサンブルのために書かれており、新しい礼拝堂で演奏するには合唱の規模が大きすぎたため屋外で演奏され、大好評を得ました。その後ブルックナーはこの曲を1882年に改訂し、それを1885年10月4日にリンツの旧大聖堂で初演、こちらも目覚ましい成功を収めました。「ブルックナーは演奏中にオルガンの前に立ち、大聖堂の天井をじっと見つめ、言葉にならない祈りを発した」と当時の様子が伝えられています。当盤で演奏されているのは、こちらの改訂版です。併録のモテットもブルックナーの聖歌隊員、オルガニストとしての経験が生かされた美しい作品です。CD2に収録されたマルクス・ファンヘーファーによる「音楽への道:ブルックナーの世界」では、ミサ曲第2番を中心に、宗教音楽作曲家としてのブルックナーの物語を朗読(ドイツ語のみ)と音楽で楽しめます。(2024/05/10 発売)
レーベル名 | :BR-Klassik |
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カタログ番号 | :900940 |