オスロ・カメラータ
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(2018/03/23 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :2.110353 |
グリーグの完成された唯一の弦楽四重奏曲であるト短調(第1番は紛失、第3番は未完で、この作品は実質第2番にあたるもの)は、1877年から1878年にかけて作曲されました。当時、妻との関係悪化やその他の人間関係に疲れていたグリーグは、ハルダンゲル地方に自分自身のために建てた作業小屋に籠ることで、瞑想と精神集中にふけることができました。彼は、夏の夜に心から愛する湖のほとりを歩くことで、自らの心と向かい合い、新たな楽想を得たのでしょう。出来上がったこの弦楽四重奏曲は、漲る気迫と、美しい民謡調の旋律が交錯するもので、それまで大切に積み上げてきた民謡への愛着と、西洋音楽への回帰の両方が感じられる見事な作品となったのです。このアルバムでは、1892年に書かれた未完の第3番とともに、弦楽合奏に編曲された版をお聞きいただくことができます。一層高らかに歌い上げられる感情の発露は、聴き手の心を強く揺さぶります。同時収録のヌールハイムの作品は、20世紀を象徴するかのような、聴き手に痛みを突き付ける音楽。強烈な慟哭を味わってください。(2012/03/14 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572441 |
当盤収録の楽曲は、比較的珍しい弦楽合奏曲の分野で、貴重なレパートリーとなっていますが、いずれも感傷味豊かな旋律、長調と短調の絶妙な使い分け、そして連綿たる北欧情緒という、グリーグの美点が十二分に発揮されたものとなっています。中でも、最も有名なのは「ホルベアの時代より」で、バロックの組曲の形式に、民俗的な味わいを豊かに加え、躍動感に満ちた颯爽たる展開を楽しませてくれます。また、ロマンティシズムの極致ともいえるのが、「2つの悲しき旋律」の2曲です。シンプルな旋律を、変奏させつつ繰り返すだけの単純なつくりの曲なのですが、そのやるせなく切ない旋律美は、極上の逸品と申せましょう。(2006/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557890 |
複数のソリストが活躍する「コンチェルタンテ」は、バロック時代にはよく作曲されたものの、ロマン派の時代になるとほとんど書かれることはありませんでした。ソリストはたった一人で大オーケストラに立ち向かい、眩いばかりの技巧を誇示するのが当たり前となったからです。そんな中でシュポアは積極的に優れたコンチェルタンテを作曲し、ソリストたちの親密な対話を促したのです。当時の音楽界では、彼のメロディは上品過ぎて発展性がない。と揶揄されたということですが、例えばこのコンチェルタンテの第1番の冒頭での長調と短調が目まぐるしく交錯し、すばらしいハーモニーを作り上げていく場面などを目の当たりにするとベルリオーズやチャイコフスキーの音楽と比べても何の遜色もないと言ってしまっても良いほどではないでしょうか。演奏するのは、シベリウスやシンディングで優れた解釈を聴かせる名手クラッゲルードと、同じく北欧の名手で現ノルウェー国立オペラ管弦楽団コンサートマスター、オイヴィンド・ビョーラです。目を見張るばかりの美音が炸裂します。(2010/04/21 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570840 |