トロント室内管弦楽団
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大バッハの次男、カール・フィリップ・エマヌエルは、いわば対位法の権化であった偉大な父とは異なり、はるかにリラックスした、エンタテイメント重視路線の作風の持ち主でした。フルート協奏曲も、長調の部分は楽しげに、短調部分は情熱的にと、屈託のない明るさとセンスの良い旋律美に貫かれ、また独奏者の腕前を存分に発揮する華麗な仕上がりとなっています。伴奏が弦楽と通奏低音のチェンバロのみという簡素な編成となっているのも、フルートの輝かしさを一層引き立てています。現代最高のフルーティストの一人である、パトリック・ガロワの名人芸をどうぞお楽しみください。(2002/12/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555715-16 |
ニューヨーク・フィルハーモニーのイングリッシュ・ホルン奏者として名高いトーマス・ステイシーは、その卓越した表現力が高く評価され、数々の録音でも名演を聴かせています。このアルバムでは楽器をオーボエ・ダモーレに持ち替え、芳醇で独特な音色を心行くまで楽しませてくれます。テレマンやバッハでの目も眩むばかりのパッセージや空に溶け込むように伸びて行く音。このユニークで郷愁を誘う楽器の魅力をご堪能ください。(2008/07/16 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570735 |
ボヘミアの音楽家ピフルは、より有名なディッタースドルフの友人。彼の作品はハイドンの指揮で演奏されたとされ、またモーツァルト「魔笛」をチェコ語に編曲するなど、18世紀後半を代表する音楽家でした。当盤で、彼の先進的な交響曲をお聴きになってみてください。確信に満ちた古典的四楽章形式をとる4曲はいずれも、快活な第1楽章、緩徐楽章、メヌエット、急速な終楽章から成ります。特に終楽章は同時代のハイドンもびっくりの充実ぶり。サブタイトルにギリシャ神話の女神の名前をつけるあたり、知性と教養を感じさせます。マロン率いるカナダの優秀なアンサンブルの流麗な演奏でお届けします。(2007/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557761 |
人類における「最も古い楽器」の一つとして認知されているフルートはもともと“空洞の管に息を吹きつけて発音する楽器”を指し、縦笛、横笛の区別はありませんでした。しかし、いつからか横笛のことをフルートと呼ぶようになり、19世紀半ばの楽器製作者テオバルト・ベームが改良したことで、更に進化した楽器に変貌。正確な音程と優雅な姿を備えた人気の楽器になったのです。このアルバムではバッハ時代の作品(まだキー装置は備えていない)からドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」といった近代の作品までを収録。フルートのエレガントで美しい響きが存分に味わえる楽しい1枚となっています。(2019/03/29 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.578175 |
マンハイム楽派の一人、フランツ・イグナツ・ベックの交響曲集です。彼は父親から音楽の手ほどきを受け、様々な楽器を習得し、シュターミッツの弟子としてマンハイムの宮廷楽団の奏者となります。彼の才能があまりにも素晴らしかったのでしょう。同業者からいわれのない嫉妬と中傷を受け (例えば、決闘の相手が死んでしまったなど) 、結局のところ、彼はマンハイムを離れヴェネツィアに移住することになります。そこから先も波乱の人生を送った彼の作品は、その生涯に似て、とても劇的で大胆さを備えています。大胆な和声進行、柔軟なリズム、これらが溶け合い絶妙な効果を持つこれらの作品。もっと聴きたい方は「6つの交響曲 Op.1」(8.554071)もどうぞ。(2010/08/18 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570799 |
50年ほど前は、ハイドンの作品として親しまれていた「おもちゃの交響曲」ですが本当はモーツァルトの父であるレオポルドが作曲した「カッサシオン ト長調」の中の第3・4・7楽章がこの曲の正体です。(1951年にバイエルン州立図書館で全曲が発見されました)この演奏は小編成のオーケストラにオカリナやバード・ホイッスル、ハーディ=ガーディを加えた手作り感たっぷりのもの。何だか聴いているだけで口元が緩んでくるような気がします。(2008/12/10 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570499 |