ガル, マクシム・ル
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【ビゼーの希少作品を豪華演奏陣で!その多面的な才能を読み解く好企画】2025年が歿後150周年にあたるビゼー。《カルメン》と『アルルの女』が極度に有名で演奏機会もきわめて多い一方、他の作品となると初期の交響曲、オペラ《真珠採り》や《美しきパースの娘》、ピアノ連弾のための『子供の遊び』などが比較的取り上げられるだけで、36年余の人生に比して多作と言ってよいほどの数に上る彼の音楽は、大半が忘却の淵に沈んだままと言っても過言ではありません。記念年に寄せてロマン派フランス音楽センター(Palazetto Bru Zane)から登場するこの4枚組は、幻の初期カンタータ『ヴィルジニの帰還』が2024年5月に初演(!)された際に収録された世界初録音を筆頭に、管弦楽を要する大作を含む活動初期から、早すぎた晩年までの演奏機会に恵まれていない作品を厳選しています。特に、ローマ賞受賞で若き作曲家に活路を拓いた『クローヴィスとクロティルド』、初演時に低評価だったもののビゼーが「我が道を見出した」と語ったオペラ=コミーク《ジャミレ》(台詞部分も音楽とトラックを分けて全て収録した全曲録音)は、僅かに存在する既存録音に比肩しうるドラマティックな演奏内容。前者はフランス近代音楽の古楽器演奏で優れた実績を重ねてきたロト指揮レ・シエクル、後者はALPHAのモーツァルト録音の数々で知られるショーヴァン&ル・コンセール・ド・ラ・ロージュという錚々たる演奏陣による解釈です。19世紀当時の奏法による古楽器録音はどちらも世界初です。ラロやデュパルクら同時代人の傑作に劣らぬどころかビゼー特有の個性が光る歌曲群は、シャルヴェ、ブーロンという名歌手に加えユニークな来日公演でも好評を博しているアンソニー・ロマニウクがピアノで参加。早世した第一級の声楽・劇音楽作曲家ビゼーの才能がいかに多面的であったか、錚々たる演奏陣による名演の数々とBru Zaneレーベルならではの充実解説(仏語、英語)でじっくり読み解ける好企画です。(2025/03/14 発売)
レーベル名 | :Bru Zane |
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カタログ番号 | :BZ1059 |
【メサジェが残した最後の作品、貴重な全曲録音】晩年のアンドレ・メサジェが作曲、1928年に初演された喜歌劇《舟は大揺れ》。フリヴォリテ・パリジェンヌにより2023年に上演された際のライヴ録音で、台詞の部分は語りに置き換えられています。クリスマスを前にした戦艦「モンテスキュー」に、高等弁務官とその娘が予期せず乗り込んできたことから始まる、船員たちの心の揺れ動きを描いた喜劇。作品のツボを心得た歌と演奏で、作曲者74歳の作品ということを全く感じさせない、活き活きとした音楽を楽しませてくれます。(2024/09/20 発売)
レーベル名 | :B Records |
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カタログ番号 | :LBM067 |