ヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団
Search results:19 件 見つかりました。
チェコの作曲家、トゥチャプスキー。モラヴィア男声合唱団のメンバーであり、オストラヴァ放送児童合唱団の指揮者としても活躍、1975年からは主として作曲家として数多くの合唱作品を中心とした作品を書き上げました。このアルバムには珍しい器楽のための協奏曲を収録がされています。モラヴィアとその音楽へのオマージュとして書かれた「ヴァイオリン協奏曲」、チェコとスロヴァキアが分裂した際の悲しみが投影された「ヴィオラ協奏曲」のどちらも個性的かつ、魅力的な音楽です。(2019/02/15 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
---|---|
カタログ番号 | :SOMMCD221 |
19世紀後半から 20世紀初頭にかけて活躍したチェコの作曲家ヴィチェスラフ・ノヴァーク。このアルバムには彼の最も人気の高い作品2作が収録されています。まず、ピアノ曲を原曲とする、スロヴァキアの村で一日を過ごす恋人たちの情景を描いた「スロヴァッカ(モラヴィア-スラヴ)組曲」。ここではのどかな旋律とスロヴァキア民謡が融合した色彩豊かな音楽を楽しめます。「2つのヴァラシュスコ舞曲」。1897年にノヴァークとヤナーチェクがピアノで演奏した4手ピアノ用の作品で、ピアノ独奏用に編曲された後、オーケストレーションが行われました。こちらのオーケストラ版は演奏されることなく忘れられてしまい、今回初めて録音されたものです。最後に置かれた「深き淵より」は第二次世界大戦の、ナチス占領下における暗い世情の中で書かれた作品で、オルガンが重要な役割を受け持ち、最後は勝利を表すかのように勇壮華麗に曲を閉じます。(2023/04/28 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.574369 |
第1集(777272-2)が静かなブームを呼んだオランダの作曲家バーディングス(バーディンフスとは読まない)の交響曲集第2集の登場です。ここには、彼の名声を決定的にした第3番の交響曲が含まれます。1935年にメンゲルベルクによって初演され、カール・ベームも愛したこの曲は、彼の作品の中でも最も多く演奏された交響曲となりました。緊密な対位法、多調性、など聴くべきところが多い作品でもあり、すでに作風は完成され尽くしているとも言えそうです。後に書かれた第10番や第14番は、若い頃の勢いが薄れたとは言え、一層緊密に書かれた音の集合体を鑑賞する楽しみに満ちています。(2010/07/14 発売)
レーベル名 | :CPO |
---|---|
カタログ番号 | :777522-2 |
プラハで音楽家の父のもとに生まれたヨゼフ・ボフスラフ・フェルステル。プラハ音楽院で学び、ドヴォルザークに続く世代の作曲家として活躍しました。歌劇から室内楽曲、管弦楽曲まで200曲を超える作品は、ドヴォルザークの伝統を継承したロマン派風の重厚な響きと哀愁を感じさせる旋律を持っています。このアルバムにはフェルステルのオーケストラ作品から彼の作風を概観できる3作を収録。スメタナの作品を想起させる「祝典序曲」はチェコの民俗的な色彩にウィーン風のエレガンスを融合させています。20代の終わりに書かれた「交響曲第1番」は闇から光への物語を感じさせ、曲の最後に奏される高らかなコラールが印象的です。若い頃に演劇に傾倒したフェルステルはシェイクスピアを愛読しました。その情熱が注がれた『シェイクスピアより』は、『冬物語』『十二夜』『マクベス』『じゃじゃ馬ならし』に登場する4人の女性を描いた連作交響詩風の作品です。(2022/10/14 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.574336 |
近年注目が高まる作曲家、ニコライ・ミャスコフスキーのチェロ作品を中心に収録した1枚。主に20世紀前半に活動し、27曲もの交響曲を書き上げたミャスコフスキーの音楽は、生涯にわたり親交を結んだプロコフィエフからの影響も感じさせながらも、後期ロマン派の作風に実験的な要素を融合させたものです。彼のチェロ協奏曲は1945年の作品。ソビエトの若いヴィルトゥオーゾ世代のためのレパートリー拡充という目的のために書かれており、瞑想的なLento ma non troppoで始まり、展開部の代わりに短いソロのカデンツァが置かれるというユニークな構成で、憂鬱な雰囲気の第1主題と、明るく情熱的な第2主題が絶妙なバランスを保っています。続く第2楽章はロンド形式で、3連符の躍動する主旋律と2つの緩やかなエピソードが特徴。華やかなカデンツァの後、冒頭の主題が再び登場し、瞑想的なコーダへと導かれます。他にはミャスコフスキーの2曲のチェロ・ソナタと、彼がオーケストレーションの技術を学んだリムスキー=コルサコフに、和声と対位法を学んだリャードフの作品が配されています。幅広いレパートリーを持つことで知られるチェリスト、ラファエル・ウォルフィッシュの演奏で。(2023/02/24 発売)
レーベル名 | :CPO |
---|---|
カタログ番号 | :555420-2 |
スロヴァキア生まれのルドヴィート・ライテル(1906-2000)は、どちらかというと指揮者としてその名前が知られています。1933年にブダペストのハンガリー放送交響楽団の初代指揮者となり、その後はブラティスラヴァで活躍、彼が若い頃師事したフランツ・シュミットの交響曲全集の録音など目覚ましい活動をしています。そんな彼は、作曲家としても良い曲を書いています。前述のように、ウィーンでフランツ・シュミット、ブダペストでエルンスト・フォン・ドホナーニに作曲を師事した彼の作品は、ここで聴けるような、旋律的で色彩的、そしてハンガリーの民族的な要素が溶け合った見事なものです。(2011/05/25 発売)
レーベル名 | :CPO |
---|---|
カタログ番号 | :777574-2 |
OEHMSレーベルのベートーヴェンのソナタ全集が高く評価され「ドクター・ベートーヴェン」の異名を取るミヒャエル・コルスティック。もちろんレパートリーはベートーヴェンだけではなく、リスト、レーガー、ドビュッシーやケクランなどのフランス作品、ヒナステラ、カバレフスキーなどの近代作品も得意としています。今作は、ピアニストの王道レパートリーとも言えるラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番。コルスティックにとっては初めての録音ですが、彼は超絶技巧を駆使しながら共感溢れる素晴らしい演奏を聴かせます。アルバムには2018年2月に録音された「コレッリ変奏曲」と2005年8月の「ピアノ・ソナタ 第2番」も収録されており、10年以上かけて熟成された彼の音楽性も確かめることができる1枚です。(2018/09/28 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
---|---|
カタログ番号 | :OC1896 |