ペーチ交響楽団
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以前MARCOPOLOレーベルで発売され、好評を得ていたハンガリーの近代作曲家、ライタ(1892-1963)の作品集がNAXOSレーベルに再登場。ブダペストに生まれ、ライプツィヒ、ジュネーヴ、パリで学び独自の作風を身につけながらも、第一次世界大戦後にはハンガリーの民族音楽の研究に力を尽くしたライタの作品は、どれも興味深い面を持っています。このアルバムに収録されている3つの作品のうち、Op.19の組曲は、タイトルには表示されていないものの、元々は古代ギリシャの作家アリストパネスの戯曲「女の平和」をバレエにした作品から取られた組曲で、風刺的な内容が上手く音にされた楽しい作品です。「イン・メモリアム」は第二次世界大戦の犠牲者に捧げられた作品であり、全編に渡って無力感と悲しみに包まれています。交響曲第1番は、彼の本質が良く現れているとされる民族的な要素を持った作品ですが、当時の共産主義体制の抑圧の結果、残念ながら無視され続け、なかなか正当な評価が与えられることはありませんでした。このアルバムが世に出たことがきっかけとなり、ライタの再評価が始まったとも言える記念碑的な演奏です。(2016/09/21 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573643 |
以前MARCOPOLOレーベルで発売され、好評を得ていたハンガリーの近代作曲家、ライタ(1892-1963)の作品集第2集がNAXOSレーベルに登場。交響曲第1番を含む第1集(8.573643)よりも深化した作品を聴くことができます。ブダペストに生まれ、若い頃はライプツィヒ、ジュネーヴ、パリで学び、当時の最先端の音楽語法を身に付けたライタですが、第一次世界大戦後にはハンガリーに戻り、民俗音楽の収集を始めます。ブダペスト国立音楽院の教授に任命され、第二次世界大戦の勃発までその地位に留まっていました。作曲家としての彼は管弦楽曲からオペレッタ、映画音楽までと幅広いジャンルの作品を残しましたが、中でも交響曲という形式は、ライタのアイデアに満ちた豊かな想像力を表出するのに最も適した形であったのでしょう。9曲ある交響曲はどれも魅力的な語り口を持っています。この交響曲第2番は、彼の「第一次世界大戦」での経験が反映された陰気で重苦しい作品で、陽気な第1番とは正反対の雰囲気を有しています。ライタはこの曲を完成したものの、発表することはなく(そのためテンポ設定などが示されていない)、彼の死後である1988年にハンガリー国立交響楽団によってようやく初演された作品です。(2016/11/23 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573644 |
以前Marco Poloレーベルで発売され、好評を得ていたハンガリーの近代作曲家、ライタの作品集。ブダペストで生まれ、若い頃はライプツィヒ、ジュネーヴ、パリで学びヨーロッパの音楽文化を身につけた人ですが、ハンガリーの民族音楽を研究するために、第二次世界大戦が勃発するまではハンガリーに留まり、この地における音楽の発展に寄与しました。彼は生涯に9曲の交響曲を書き、そのどれもが魅力的な作風を持っています。この第3番は、一時的にロンドンに赴いた1947年から48年にかけて作曲された作品で、同じ頃に作曲した映画「大聖堂の殺人」のサントラから素材が使われています。交響曲第4番は、ハンガリーの音楽的イディオムを用いた作品で、最終楽章の賑やかで明るい旋律が、タイトルの「春」の由来となっています。「第2組曲」は本来、神話時代のアテネを舞台にしたバレエ音楽となるはずでしたが、結局振付が施されず、音楽だけが残りました。快活で描写的な作品です。(2017/03/24 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573645 |
ブダペストに生まれ、ライプツィヒ、ジュネーヴ、パリで学び独自の作風を身につけながらも、第一次世界大戦後はハンガリーの民族音楽の研究に力を尽くしたライタの作品集。/以前MARCOPOLOレーベルで発売され、好評を得ていたシリーズの再発売盤です。第4集には交響曲第5番と第6番、古代ギリシャの作家アリストファネスのコメディに基づくバレエ音楽「リシストラタ」の序曲を収録。第5番と第6番の交響曲では、「ベートーヴェンの交響曲のように、奇数番号と偶数番号で違った表情を持つ」と言われるライタの特性が良く表れています。「リシストラタ」はライタの生前に演奏された唯一のバレエ作品。ユーモアに溢れた賑やかな音楽です。(2017/05/26 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573646 |
ブダペストに生まれ、ライプツィヒ、ジュネーヴ、パリで学び独自の作風を身につけながらも、第一次世界大戦後にはハンガリーの民族音楽の研究に力を尽くし「20世紀の最も重要なハンガリーの作曲家」の一人として認められたラースロー・ライタの作品集。1956年に起きた「ハンガリー動乱」の印象をもとに作曲された交響曲第7番は、ソヴィエト連邦の抑圧と支配に苦しむハンガリー国民の反乱が描かれた作品。全体に悲劇的な雰囲気が漂っていますが、最後は希望への祈りを現すように明るく終わります。ディヴェルティメントのように楽しい組曲第3番も聴きものです。 (2017/07/28 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573647 |
1956年、ソビエトの抑圧に耐えかねたハンガリー国民たちが全国規模の反乱を起こしました。蜂起はすぐさまソ連軍によって鎮圧され、その際、多くの人民の命が失われ、生き残った市民たちは難民となり国外へ逃亡、苦しい時代へと突入します。蜂起の3年後に作曲されたライタの交響曲第8番は、彼としては珍しい4楽章形式で書かれており、終楽章の悲痛さは彼の妻をして「救いようのない悲劇」と評されるほどに辛い音楽になっています。それに引き換え、第9番は美しい旋律と、力強さを備えており、ライタの創作力が全く衰えていなかったことを証明する素晴らしい作品です。(2017/09/29 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573648 |
ハンガリーにおける20世紀前半の最大の作曲家の一人、ラースロー・ライタ。第二次世界大戦終了後にハンガリー放送の音楽監督になったライタは、暗い世相の中でも常に明るく輝かしい作品を作り人々の精神を高揚させました。愛国心漲る一連の交響曲で知られますが、舞台作品でも成功を収めています。この「カプリッチョ」はライタが愛した18世紀の劇場を想定した作品で、台本はフランスの作家、フランソワ・ガショーの台本を元に、舞台にはアルルカンやカプタンが登場、風刺の効いたストーリーが展開されます。パリの六人組を想起させる機転に溢れる音楽です。(2017/11/29 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573649 |
ベルギーの作曲家にして、リエージュ弦楽四重奏団などでも活躍したヴィオラ奏者、ジャン・ロジステルによる作品集。演奏者としての感性を大いに生かした無類のメロディ・メーカーであり、たいへんロマンティックな作風で知られます。このアルバムはかつてリリースされた音源から、第一次世界大戦中の作品を中心に編集されたもの。当時ロジステルはドイツ軍の侵攻からなんとか逃れたものの、身重であった若い妻を出産後に亡くしてしまいます。その深い悲しみの中で書かれた「ラメント」は、彼の作品の中でも最も悲痛なものの一つ。数十年後の第二次世界大戦中には、より動きのある「アレグロ・エネルジコ」が書かれ、この「ラメント」と組み合されました。小規模なヴィオラ協奏曲と弦楽四重奏曲第2番はほぼ同時に書かれ、リエージュ音楽院の学長ジュール・ロベールに捧げられたもの。世界大戦終結への思いが込められた「告別(Adiu)」は、その数か月後に再婚することになるリデ夫人に捧げられた美しい小品で、ソロはヴィオラのほかヴァイオリンとチェロ(リデ夫人はチェロ奏者でした)でも演奏できるようになっています。(2019/03/29 発売)
レーベル名 | :Musique en Wallonie |
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カタログ番号 | :MEW1787 |