ロシア・フィルハーモニー管弦楽団
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オイストラフやコーガンといった、極めつけのヴァイオリニストたちの存在との相乗効果もあり、ショスタコーヴィチ等を筆頭に、ロシア=ソヴィエトからは優れたヴァイオリン協奏曲が沢山生まれてきています。当盤に収録のミャスコフスキーとヴァインベルクの両協奏曲も、そのラインに連なる、なかなかの力作です。プンプンと香るソヴィエト臭、すなわち根暗とノーテンキ、親しみやすさと親しみにくさを同居させつつ、オーケストラは極めてシンフォニックに、独奏パートは急速楽章ではパワフルで高度な技巧を、緩徐楽章では神秘的でロマンティックな佇まいをという常道路線が、レトロな魅力を放っています。(2004/01/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557194 |
全身を使ってしなやかに、時には爆発的な指揮を行う姿で知られる昭和の名指揮者山田一雄。しかし戦前の時代の彼は近代フランス風の歌曲を書き、マーラー顔負けの管弦楽作品を書く「前衛作曲家」としての名前を欲しいままにしていたことは、ようやく最近になって認知されてきたように思えます。彼自身、戦後になって指揮者としての活動が活発になると同時に、作曲家としての側面を封印していたきらいもあり、これらの作品の再復興が山田の本意であるのかは不明ですが、今の時代に容認されるのであれば、あのいたずらっぽい笑顔で「しょうがないな」と言ってくれるに違いありません。この4つの作品に漲る多彩な表現法は、確かに彼が「大作曲家」であったことを物語るものでしょう。(2013/03/27 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570552 |
ピアノ協奏曲では、リストの面影を引きずっていたリャプノフ(1859-1924)ですが、1915年に作曲され1921年に改訂されたヴァイオリン協奏曲では一転、ロシアの郷愁を前面に出した壮大で抒情的な作品を書いています。フェドトフが鳴らす豪華なソロ・パート。甘美な第2主題、4分にも渡るそして強烈なカデンツァ。これを聴いて魅了されずに済む人がいるのでしょうか?もう一つの交響曲第1番は1887年に完成された曲で、まだバラキレフの影響が見られるものの、刺激的で堂々たる楽想を持つ雄大な作品です。終楽章での燃え上がる情熱の炎をぜひ体感してください。(2011/03/16 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570462 |
タネーエフに作曲を、フランツ・リストの門弟カール・クリントヴォルトにピアノを学んだ若き青年作曲家リャプノフは、モスクワ音楽院を卒業後、バラキレフに出会います。その影響を強く受けたリャプノフは、1885年にバラキレフの家へ身を寄せることになります。2人の芸術家はお互いに影響しあい、バラキレフの絶筆となったピアノ協奏曲第2番(未完)はリャプノフが補筆したことでも知られます。そんなリャプノフ自身のピアノ協奏曲第1番は、もちろんバラキレフに捧げられていて、重く垂れこめるようなメロディと、華々しい技巧がいかにもロシア風です。1909年に書かれたピアノ協奏曲第2番は、ピアノと管弦楽が優美に絡みあい、どことなくリストの作品の雰囲気を湛えていますが、いつしか彼が敬愛したバラキレフの協奏曲のメロディが現れます。1907年に作曲された「ウクライナの主題による狂詩曲」はブゾーニに献呈された技巧的で華やかな作品です。(2011/02/16 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570783 |
(2017/08/25 発売)
レーベル名 | :Navona |
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カタログ番号 | :NV5847 |