ニューヨーク・フィルハーモニック
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これ、いわゆる「名人」の「当たり芸」の集大成! エジソンの発明のおかげで、伝説の名人達のヒット曲が味わえます。ここでは録音状態の悪さ(スクラッチノイズや恐ろしく狭いダイナミックレンジ)も味のうち。パデレフスキーの「月光ソナタ」、ハイフェッツの「ホラ・スタッカート」、ラフマニノフの自作自演「前奏曲・鐘」、ストコフスキーの「小フーガ・ト短調」など、芸の「基本」がみっちり。こういうのを最近の若い人は軽視しがちであることは大変由々しき事態であると思う。正座して聴こう。(2001/09/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Nostalgia |
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カタログ番号 | :8.120569 |
2022年、ヴォーン・ウィリアムズ生誕150年を記念したアルバムの第4集。第3集ではヴォーン・ウィリアムズの自作自演をご紹介しましたが、この第4集はヴォーン・ウィリアムズ作品の熱心な支持者であったミトロプーロスが1942年にニューヨーク・フィルの弦楽セクションを指揮した「トマス・タリスの主題による幻想曲」と、1952年に演奏した「2台ピアノのための協奏曲」を収録。熱気あふれる雰囲気が聴きどころです。後半には、1964年バルビローリがハレ管を指揮した交響曲第8番を収録。この曲は1956年にバルビローリとハレ管によって初演されており、作品の見せ場を知り尽くしたバルビローリならではの充実した演奏が楽しめます。今回の復刻も、これまでに数々の名盤の復刻にあたった英国を代表するリマスター・エンジニア、ラーニ・スパールが手掛けており、丁寧なリマスターによるノイズの少ないリアルな音が蘇りました。なお、ブックレットにはヴォーン・ウィリアムズの評伝を執筆した英国の研究家サイモン・ヘファーによる解説(英語のみ)が掲載されています。(2023/03/24 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
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カタログ番号 | :ARIADNE5020 |
1905年、自作を指揮するために初めてアメリカを訪問したエルガー。以降、その翌年1906年と1907年、そして1911年の合計4回アメリカを訪れています。彼の作品はアメリカでも人気を博し、とりわけ「威風堂々」はアメリカの高校、大学の卒業式に欠かせない作品となりました。このアルバムには1940年代のアメリカで録音された3つの作品を収録。1949年にトスカニーニとNBC交響楽団が演奏した「エニグマ」変奏曲、ピアティゴルスキーの唯一の録音となった「チェロ協奏曲」、ロジンスキの指揮による、イギリス国内ではなかなか認められることのなかった晩年の作品「ファルスタッフ」、どれもアメリカで着実に息づくエルガー人気を反映した熱演です。これらはどれもオーディオ・エンジニア、ラニ・スパーの入念なリマスタリングによって当時の音が鮮やかに蘇っています。(2019/07/19 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
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カタログ番号 | :ARIADNE5005 |
ストラヴィンスキーは初期の三大バレエ組曲について、自ら3回の商業録音を行っています。1920年代後半に作られた最初の物はフランスとイギリスのアンサンブルの演奏で、かなり不揃いな響きが散見されます。3回目の最後の録音は、1960年代初頭のステレオ録音で、ロサンゼルスの選抜オーケストラの演奏ですが、ストラヴィンスキー自身が高齢であり、音楽的な覇気が若干不足気味でした。この盤に収録された第2回目の録音こそ、自作自演盤としては、音質的にも音楽的にも「最善」のものと言えるでしょう。なお「火の鳥」組曲は、作曲家自身が1945年に改定し印刷したばかりの版を使っての演奏で、現在はあまり人気のないヴァージョンではありますが、こちらも作曲家の当時の考えが反映された貴重なもの。興味深い演奏です。(2012/03/14 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.112070 |
このCDに収録されている協奏曲はロマン派のヴァイオリン協奏曲の中でも、端正・堅固な構築力とメロディーを歌わせる力が要求される2曲ですが、メニューインは手堅い古典的なアプローチとロマンティシズムの良き自在度をバランスよく保つことによって、彼独自のユニークな解釈を施しています。神童 - 今更ながらメニューインをこう称することは陳腐かもしれませんが、わずか21歳(シューマン)と19歳(ドヴォルザーク)の時の演奏だと再確認したとき、このヴァイオリニストの驚くばかり早咲きの才能に驚嘆せざるをえません。技巧的な問題をクリアしていることはもちろんですが、なによりもその音楽的解釈の成熟ぶりに圧倒されます。後年、再度録音されたものとの比較も興味深いことでしょう。(2002/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110966 |
1939年4月棕櫚の日曜日、マタイ受難曲はメンデルスゾーンによる復活演奏以来の歴史的刻印を残すことになります。巨匠メンゲルベルクの指揮による演奏が、奇跡的なライヴ録音として残されたのでした。第47曲のさなか、感極まった聴衆がすすり泣く音がとらえられているのは、あまりに有名な箇所です。以降いかなる指揮者も、ここまで劇的かつ宗教的な高揚感が濃縮された境地にたどり着くことは出来ませんでした。自在なアゴーギクやポルタメントの多用を、「ロマン派的改悪」という向きもありますが、学術的正しさイコール芸術的完成度の高さではないことを、この録音がまがうことなく証明しています。誤った純正主義に一石を投じる意味でも、美学的に価値の高い録音です。(2004/06/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110880-82 |
ワルターが6才からピアノを学び、シュテルン音楽院に入学した神童であったことはファンの間ではよく知られていますが、彼がピアノを弾いている演奏は、モーツァルトの協奏曲20番の弾き振りと、レーマンの歌うシューマンの歌曲の伴奏、自宅でのショパンなどの録音、およびこのCDが発売されています。根っからのロマン主義者であったワルターでしたが、指揮と同様、このピアノ伴奏でも過剰なルバートやデュナーミクを多用することなく、ハルバンの歌をより格調高く歌わせるような、巧みな指さばきを見せています。第5番はワルターの意外にも古典的な手堅さを見ることができる演奏です。(2005/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110896 |
ワルターの指揮によるフェリアの黄金のコンビによるマーラー。このコンビの出会いは、1947年に「亡き子をしのぶ歌」によって共演したことから始まります。清冽で暖かみを持ち伸びやかな彼女の歌声は、指揮者の気に入るところとなり、後に数多くの録音を残すことになったのでした。「亡き子をしのぶ歌」の歌詞の内容は本来、愛児を亡くした父親の悲哀ですから、男声であるべきだという向きもありますが、フェリアの歌唱技術は、そうした男声・女声の区別を超越した素晴らしさを持っていると、高く評価されています。(2003/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110876 |
(2002/02/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110843 |